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『「発達障害」と間違われる子どもたち』感想

おはようございます。
朝そったヒゲが、夕方には伸びている自分に驚く、まっちゃんです。

本日紹介する本はこちら!

「発達障害」をテーマに書かれた本です。
13年で約10倍に急増!
増えたのは本当に「発達障害」なのか?

「発達障害」と間違われる「発達障害もどき」

10倍に急増したのは本当なのか?
実は、本当のようなウソのような結果だそうです。

というのも、10倍に急増したのは、教育現場で働く人への「クラスに発達障害だと思われる児童はいますか?」というアンケートの結果だからです。

つまり、現場の先生の主観が入っている

実際に「発達障害」という診断を受けるには、とても多くの項目があります。なおかつその状態が半年継続している状態でないと、本当に「発達障害」という診断はでないのです。

実は「発達障害」ではなく、「発達障害もどき」の児童が多くいるのではないか?

「発達障害もどき」の症状を改善するにはどうすればよいか?

これを本書では詳しく解説してくれています。

原因は「生活習慣」

結論から言うと、一番の原因は「生活習慣」なんだそうです。

とくに「睡眠」です。

人の脳の発達には3ステップあるそうです。
①からだの脳(生活するために必要な土台となる働き)
0~5才で発達
②おりこうさん脳(読み書き、細かい指の動き)
1~18才で発達
③心の脳(相手の気持ちを想像するなどの働き)
10~15才で発達

この3つが積み重なって発達していくので、①の土台がぐらぐらだと、②と③がスムーズに発達しないそうです。

①の土台を発達させるために欠かせないのが、「睡眠」を中心とした生活習慣だと成田さんはおっしゃっています。

もし不登校になったら

心に残ったのが、発達障害もどきになり、不登校になったらどうするか?
という話
でした。

むりに行かせようとしなくていい。ただし、2つだけ気をつけてほしいと成田さんは言います。

①生活リズムを整える

②役割を与える

不登校になると昼夜逆転のような生活になりがち。
ですが、ここでも生活リズムを整えることの大切さを訴えていました。
それだけ、生活リズムって人が成長していくうえで欠かせないものなんだと読みながら思いました。

また、役割を与えるのは、役立ち感を高め、自信をつけるためだそうです。
風呂そうじや、食器洗いなど生活の中で欠かせない役割がオススメだそう。

不登校になったときには、
「勉強はおくれないのか??」
「このままでこの子はコミュニケーション能力は大丈夫??」
と不安になるかと思います。

しかし、脳の発達の土台である「からだの脳」をドッシリさせることに注力というのが、本質をついていると感じました。

まとめ

いかがでしたか?
わたしは、改めて生活習慣の大切さを再確認できました。

読んだことで、10代の子どもの脳の発達をイメージしやすくなりました。

この感想は、あくまでまっちゃん個人の捉えなので、ぜひ詳しく知りたい方は本書をチェックしてみてください。



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