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農作業中に感じる危機感

農業法人に勤めてから、かれこれ1年が経とうとしている。
最近「まずいな、、、」と思っていることがある。

それは、作業中に頭をあまり使わなくなっているということ。

蓮根は1年のうち10ヶ月収穫することができる。ほぼ毎日蓮根を収穫する日々である。最初のうちはどう綺麗に蓮根を掘るかを高めていたが、1年もすると大体満足いくような質で掘ることができるようになってくる。

向上心が全くなくなって楽をして収穫しているわけではないが、体が蓮根の掘り方を覚えてきて頭を使う必要がなくなってきたと感じるのである。

そうなってくると、バカになるなという危機感が生まれてきた。


じゃあ、どうなりたいのか?ということを考えて、自分は今の時代で大事だと思うことを3つに絞ってみた。

それは「食・知・金」である。


食は、明日を生きるために必要不可欠なものである。いくら頭がよかろうと、いくらお金を持っていようと、知識で空腹は満たせないし、お金そのものを食べることはできない。
人生いろんなことがあるが、美味い飯は裏切らない。レストランやコンビニのご飯も十分に美味しいが、自分で作って調理したご飯はそれとは別の旨味がある。

知は、先に話した危機感とも関連があるのだが、頭が働かなくなると周りに迷惑をかけるなと。生活していく中でいつもの変わりばえのしない組織の中だけにいると、ぬるま湯に浸かってしまう。それが認知症などにつながる傾向を孕んでいる気がするので気をつけたい。時々、外部の刺激を入れる習慣は大事。

金は、資金。今の時代は資本主義的な生産様式が支配しているので、それに従わずには明日を生きられない。であれば、とことん資本主義に対する理解を深め、そのなかで有意義に稼いで暮らすべきである。


最近は危機感に煽られ、そんな「食・知・金」のことなど考えていて、食は自分の作ったものを美味しく調理して食べ、知は図書館に出向いて本をたくさん読み、金は個人事業と農業で稼ぎながら有意義な時間を過ごそうと改めて意識し直して、心を落ち着けている。


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