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2020年4月の記事一覧

世界をもっと過大評価したい!「デザインのとびら」オンラインワークショップ

こんにちは!子どもたちの未来のための、デザイン思考を活用したワークショップ「デザインのとびら」の東郷です。 COVID-19の影響により1都7県には緊急事態宣言が出され、外出の自粛要請もあり、大変な日々ですね。こんな中、私たちとしても何か世の中の役に立てないかと考え、これまで私たちが開催してきたのものとは違うアプローチの新しいワークショップを企画し、先週の4/4(土)に実施しました。このnoteでは、その新しいワークショップの内容と裏側についてみなさんに共有したいと思います

「欲望の奴隷」からの脱出――『マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学するⅡ 自由と闘争のパラドックスを越えて』(1)

 NHK「欲望の時代の哲学」での番組出演が大反響を呼び、ブームを巻き起こしたドイツ人哲学者、マルクス・ガブリエル。「自由」の理念の実験場とも言うべきアメリカの中心地・ニューヨークで、世界が注目している哲学者は何を思い、何を語ったのか。そして、なぜ彼は時代と闘うのか。  当記事は、2020年4月10日(木)発売予定のNHK出版新書『マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学するⅡ 自由と闘争のパラドックスを越えて』の一部を、全2回にわたって先出しで掲載するものです。 人はみな、本

Withコロナ時代のカメラの価値を考える

リモートワークの生活に入ってから一ヶ月余り経ちました。 世の中の多くのモノの価値が様変わりしているのを日々目の当たりにしています。人の動きは止まり、膨大な情報がネットワークを駆け巡っています。 このような状況が、これから数年間続くのではないかという予測もあり「Withコロナ」時代に物事の価値はどう変遷していくのか。 自分が大好きな「カメラ」はこの時代にどんな価値に変わっていくのか、思いを巡らせました。 1. カメラを外に持ち出せない日々なかなか外に連れ出せない一眼カメ

ついやってしまう、プロのテロップの作り方

こんにちは、炭酸水大好きナカドウガです。 いまいちテロップが垢抜けない もっとオシャレなバリエーションを増やしたい 何回も手直しを受けてしまう とりあえずテロップを作ってみたものの「これで本当にいけてるのだろうか…?」と、自信が持てないことってありませんか? テロップが垢抜けない理由は「とってつけた感」だったり「手抜き感」が見え隠れしてしまうから。 「なんとなく不自然」そんなふうに感じてしまうのですね。 では「不自然にならないようにする方法って?」そのヒントになるの

仕事に役立つ思考法の新潮流!#哲学シンキング の全要点まとめ(#ダ・ヴィンチニュース)

グーグルやアップルが、哲学者を採用している哲学と聞くだけで「むずかしそう」と言われることがあります。 一方で今、哲学が、世界のビジネスの最先端で注目されています。 あの世界的企業の「グーグル」や「アップル」が、「哲学者」の雇用を始めている……というニュースが、ちょっとした話題になりました。 だって、哲学です。……なんだか役に立たなさそう(ソクラテスとかニーチェとかハイデガーとか……なんとなく名前だけは知っているけれど……)。 それに、世界的企業のビジネスと、なんの接点

第1回 なぜいま「家族」の映画、ドラマが熱い?(橋本嘉代)

『万引き家族』『パラサイト 半地下の家族』や朝ドラなど、家庭を舞台に家族のありようを描く映画やドラマが注目されています。その理由を考察してみました。 このコラムは、『なぜいま家族のストーリーが求められるのか』(書肆侃侃房)の刊行に先立ち、始めることになりました。メディア分析を中心に、現代の社会のなかで「家族」にどのような意味づけが行われているかを考察していく予定です。本の内容については、この場を借りて少しずつご紹介していきたいと思っていますが、よろしければカバーや目次をご参

アフターコロナを生きる思枠とは

「今週の思枠(おもわく)」──『思考の枠を超える』特別編<第7回> 篠原 信(農学博士) 連載第3回で、コロナウィルスが蔓延したクルーズ船と、それに対する世論の対応について考察しました。あれから1カ月あまり。コロナウィルスの猛威はとどまることを知らず、日本でも非常事態宣言が発令。諸外国のロックダウンほどの強硬策ではないものの、「8割の社会生活の自粛」を要請される、かつてない事態が起きています。 この状況を超え、コロナ後の世界では何が起きるのか。我々はどのようにウィズコロナ

ティモシー・モートン「ウイルスとの共生に感謝」およびに「これは私の美しい生命圏ではない」の感想

ウイルスとの共生に感謝ウイルスに関するティモシー・モートンの論考 "Thank Virus for Symbiosis”にかんする日本語の記事を読んだ。 引用されている文章。 生とは両義的なものなのです。ラテン語hostisは、主人、客人、友人、敵を意味します。したがって『歓待(hospitality)』とは、あなたがドアを開く相手は殺人鬼かもしれないということを意味しています。私は死にたいとは思わないし、このウイルスによって誰にも死んでほしくないです。しかしここで私は

ライブハウスが無観客ライブ配信するために必要な機材まとめ

 福岡市の高島市長から、4月14日朝、新型コロナに関する市独自の補償政策について発表があり、その中にライブハウスや劇場が無観客ライブ配信をするための機材購入等の補助(上限50万円)とありました。 ホント、素晴しい政策だなと思います。  そこで、主に福岡市内のライブハウス/劇場事業者の方に向けて(もちろん他地域の方々にも)、予算内でなるべく品質の高いライブ配信を行うための機材を調べてまとめてみました。 注)ライブ配信に関わる機材は4月14日現在、品薄/品切/高騰しており補助

3月に聴いたもの

宗藤竜太 『くるみ』 「もののあわい」という名前でサウンドクラウドに小さな宝石のような音源をぽつぽつと上げていた頃からのファンです。あの誰かのメモ帳を覗き見していたような空気感も愛おしかったけど、こうしてちゃんと配信に乗ってくれるとやはりとても嬉しい。今でも一番好きな『いじわる』や『LADY』はもちろん、少し前の三鷹のおんがくのじかんのライブで聴いた『ティンク』という小品ながらそこから溢れ出さんばかりの魅力ある曲が並ぶ。 岡村靖幸さらにライムスター 『マクガフィン』 岡

マンガ!南伊豆新聞#40 ローカルメディアの編集長、3年目を迎えて

南伊豆新聞: 静岡県伊豆半島の最南端、南伊豆で暮らす人たちの営みや、そのまちの風景を発信するインターネット新聞です。コンセプトは編集者独自の目線で、南伊豆地域の情報を発信することです。この南伊豆新聞を通して南伊豆町の人たちが嬉しい気持ちになったり、まちの魅力を再発見したり、会話が生まれたり。「南伊豆っていいところだな!」と思ってもらえるようなメディアを作っています。 Webサイト:http://minamiizu.news/ Instagram: https://www.

「個の時代」からさらに一段、「素の時代」がやってきた。

緊急事態宣言が出され、いよいよ本格的に「こもる生活」が広がっている。 これまで様子見をしていた企業も、バタバタと在宅勤務の準備を整えている様子。 都内の某出版社に勤める編集者によると、その会社ではついに社員に“1人1台”、スキャナープリンター(あのオフィスにあるでっかいヤツ!)が支給されたらしい。 「リモートワークに死角なし。『備品が足りないから』と言い訳できなくなりましたよ(笑)」と覚悟を決めたそう。 フリーランスでライターをしている私の仕事も、急速にオンライン化してい

全国の書店を支えるため、Bookstore AID基金を開設します。参加書店・賛同人を大募集!

※プロジェクトが開始しました!以下は開始前の告知テキストです。(4月30日18時追記) このプロジェクトについて新型コロナウイルスの感染拡大、そし全国に発令された緊急事態宣言によって、私たちの生活は大きく変わりました。外出自粛要請が続く中、あらゆる業態が困難な状況を強いられていますが、多くの書店もまた存続の危機にさらされています。 この「Bookstore AID基金」は、そんな町の本屋さんを守るために立ち上げられたプロジェクトです。クラウドファンディングサイト「MOTI

都市のコードを書き換える-COVID-19と都市計画 その1

 COVID-19によって、社会や都市のあれこれが変革を迫られている、という感じの議論がだんだん本格化してきました。都市計画の方法や、空間のあり方がどういうふうに変わっていくのかについて、このnoteに書き留めていきたいと思います。  依然として医療現場を中心として、懸命な努力が続けられています。都市の全体に緊張を強いる地震などの災害と違って、COVID-19のあらわれかたは、ごく一部の大変に緊張したコアと、大部分のゆっくりとした緊張感のある外周という形であらわれるようです。