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"教育系" note まとめ

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"教育系" noteのまとめです。
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2018年9月の記事一覧

書籍「待っていても、はじまらない。―潔く前に進め」 #全文公開チャレンジ

こんにちは、阿部広太郎です。 ふだん「言葉の企画」を生業にしています。仕事の紹介はこちらから。 2021年の5月28日、著書『それ、勝手な決めつけかもよ? だれかの正解にしばられない「解釈」の練習』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)を刊行しました。 今からさかのぼること、2016年の夏の終わり。一冊の本を刊行しました。「待っていても、はじまらない」(弘文堂)という本です。 (🎊2021年6月11日(金)より電子版の配信もスタートしました🎊) 広告会社の電通でコピー

コンピューテーショナル・シンキングをはぐくむ教育とは?

問「あなたが考える、子供に贈る最高のコンピュテーショナルシンキング教育とはどのようなものですか?」 この質問を米国ProjectEdデザイン戦略家でCreativeGym創設者である梅原崇央氏から受け取るまで、 コンピューテーショナル・シンキングという言葉は知りませんでした。 コンピューテーショナル・シンキングの考え方自体は1950年代まで遡れるようだし、言葉自体も80年代から存在するのだけれど、また流行ってるのは Jeannette Wing氏 によるところが大きいので

日本教育とアメリカ教育の”違い”はどこから来るのか?(高校留学で感じた事)

はいどーも、ユーマです。 今日は僕が高校生の時に留学して実際に感じたことをご紹介いたします。 恥ずかしながら、先日僕はインタービューを受けまして、その際に自分のサークルなどの活動の原動力になった考え方を問われた際に、高校留学のことを思い出しました。 その時感じたことを話してみると、聞き手の方は納得されていたみたいなので、今回は僕が4年前に考えてたことを振り返って書きたいと思います。 <アメリカと日本の教育の違い> まず前提に、僕はアメリカの教育最高!!とかは一切思っ

子ども自身で考え、改善し、自己肯定感を高める!!オランダの「コーチング教育」現地視察報告会まとめ。

世界ー”こども”が幸せな国と言われるオランダ。 ・テストもない ・宿題もない ・時間割は自分で決める それでも(だからこそ、かもしれないが)労働生産性は日本の1.5倍だという。 そんなオランダの教育に以前から興味があり、オランダの教育視察報告会に参加させて頂いた。視察に行って来たのは、北海道教育大学の越智くんと長澤くんだ。今回のブログでは、その報告内容をふまえ、わたしなりに感じたこと、考えたことを記録しておこうと思う。 ■ティーチングには限界があるんじゃないの?越智く

YouTube、1年の軌跡とその戦略①(フェルミ推定)

元々、考えることが好きだった。 YouTubeをはじめるときも、どうせやるならしっかり考えて戦略的にやろうと思っていた。大学生向けの授業動画を主としてあげていく場合、どのように戦っていくべきなのだろうか。 まず初めにやったことは『フェルミ推定』だったブラウザバックするのは待ってほしい。これは真面目な話なのだ。マニアックな内容で攻めていく場合、「その母数はいくつぐらいなのだろうか」ということを把握することは必須だろう。そうじゃないと上手く行っているのか上手く行っていないのか

すぐれた指導者の条件 名選手必ずしも名監督ならず

私は塾の講師ですが、塾の講師にも、上(じょう)・中(ちゅう)・下(げ)があると、思っています。 まず、下。 「自分もできない」人。 問題を解く能力が子どもにも劣る人。 勉強のこわいところは、こういう人でも講師がつとまってしまうことです。 自分ができなくたって、「頑張れ!頑張れ!」と叱咤しておけば、子どもたちはそれなりに自分だけの力で成長することがないこともない。 私も、最初は「下」でした。 次に、中。 「自分はできる」人。 問題を解く能力はある。教科に関する知識も