マガジンのカバー画像

"教育系" note まとめ

2,818
"教育系" noteのまとめです。
運営しているクリエイター

#ICT教育

尊敬する先生の読書会に参加してきました!(メディアリテラシー教育)

(この記事は約5分で読めます) こんにちは! 今日は授業研究の話について書こうと思います。 いい授業をするためには、教える側も学び続けることが必要ですよね。 より新しい、より深い知識を、常にどこかから仕入れてくることが大切だと思っています。 そのためにいろんな学校を見学したり、第一線で活躍されている先生たちの講演を聞きに行ったりしているのですが… 今回は、ある先生が主催した読書会に参加させていただきました。 読書会を、学校教育に取り入れる(お茶の水女子大学附属中学校の

「GIGAスクール構想」の今 ~【研修】編~

 本市の「GIGAスクール構想」が本格的にスタートして2年が経過した。今回も、そんな「今」の状況について書いていきたい(あくまでも、私個人の肌感覚に基づく内容である)。  今回は教職員を対象にした「研修」について。  「全体計画」の重要性 本市では、教育委員会と地元の大学が連携して、2021年(令和3年)3月に「教職員のICT活用指導力向上のための研修ガイド」を策定している。  本市でGIGAスクール構想が実質的に稼働した2021年度以降は、この「研修ガイド」に則って各種の

日本の教育システムは世界で通用するか?

今日は、表題にある通りのテーマで書いていこうと思っています。 昨今では、フィンランド教育、イエナプラン教育、シュタイナー教育など、様々な切り口(オルタナティブな)からの教育が日本でも注目されています。 日本教育のここが悪い、海外の教育のここが良い、など国内では話題に上がってきていますが、果たして日本の教育システムは世界で通用するのでしょうか? ここで、そもそも世界で通用するシステムである必要性について疑問を抱くかもしれませんが、確かにそもそも世界で通用するというのは何を

教育の市場規模を改めて確認する

みなさんは、日本の教育市場がどれくらいの規模感かご存知ですか? 前回は人口減をテーマに書いていきましたが、少子化が言われている現代よ日本において教育の市場はどのような変化があるのか見ていきたいと思います。 今回のテーマを上げた理由は以下の2点です。 それではいってみましょう。 日本の教育市場について2015年の市場規模になりますが、日本の教育産業は全体で2兆5000億円規模の市場規模を誇っている業界です。 ちなみに2021年の市場規模は、2兆8333億円規模ですので

「ICTが日常になっている学校」の日常

 GIGAスクール構想で一人一台端末を始めることになりますが、多くの教員は授業でどう使うか、に意識が傾きすぎている気がします。しかし、学校教育における教育活動は授業だけではありません。授業外でも活用するようになって、校外でも活用するようになってこそです。今回は私が考える「ICTが日常化している学校」での一日を、対話形式で描いてみます。なお、私が高校教諭なので、高校の設定で考えていますが、小・中学校に当てはまるところもあると考えています。 親:なんか高校でもパソコン持っていく

Web 3.0がもたらす教育業界の変化

最近、スタートアップ界隈やテック業界でWeb3.0の話題に溢れています。Web 3.0の概要については以下の記事がざっくり掴むにはわかりやすいのでご覧ください。今回はあくまでWeb3.0世界における教育業界を考えてみたいと思います。 (元gumi代表取締役CEOでThirdverse社CEOの国光さんのポッドキャスト) まだまだWeb3.0の定義は揺らいでいる部分もありますが、いよいよWeb3.0が多くの場面で語られるようになってきました。※Web3とも表現されることもあ

元文科省のキャリア官僚と考える、小難しくない教育改革のお話⑥

【テクノロジー(ICT)は救世主か、破壊兵器か】  アメリカの教育は、日本より優れている部分と劣っている部分がありますが、少なくともICTの活用については、日本よりも遥か先を行っています。普通の公立学校に通っている子どもたちも、普通にChromebookとiPadが配られ、普通に毎日家に持ち帰り、課題の送付と提出もオンラインで普通に行われています。また、Powerschoolというアプリで、 ・授業の出欠 ・課題やテストの内容と評価 ・その時点での成績(日本のように「最後に

学校教員のための「教育DX」のお話

ちらほら聞こえてきた、「教育DX」という言葉。 私ごときのどこの馬骨で、ごんぎつね好きなおっさんが語るのも、誠に誠におこがましいことなのですが、「教育DX」についてお伝えいたしたく。 8,000字超えた駄文となりますが、お付き合いください。 ちなみに、記事のトップに使用した図の元は経団連の『学びのDX』です。 直近ですと、「教育DX」について話を聴ける(無料の)機会は… なんだか、リンクの連携(Facebook側に問題あり?)が上手くいかないので、画像を貼っておきますが

考え動く: think future, make my story

小学校のPTA関係で、『子どもとICT(Information and Communication Technology)教育』に関する研修会を、後日視聴の形で学びました。 私たち親世代はネット環境のない、allアナログな世界だったのが、一気に様変わり。コロナ禍もあってオンラインでの作業・学習が日常に。 子どもとネット、子どもとyoutube、子どもとゲーム、子どもとスマホ、、、とにかく皆が悩むところ。我が家もしばしば「家族会議」します。 参加した研修会で子どもとICT

【授業のためのICT入門】認識の違いを理解する

みなさんはスマホにインストールするプログラム(例えば画像加工や、メールや、ゲームなど)を何と呼びますか? 一般的には「アプリ」と呼んでいると思います。では、パソコンにインストールする同様の機能を持ったプログラムはなんと表現するでしょう。Windows10あたりからパソコンを使い始めた人はスマホと同様に「アプリ」だと思いますが、それ以前の方々は「ソフト」と呼んでいるのではないでしょうか? もちろん、私はソフトです。 私が社会人になってからの最初のお仕事は、パソコン教室の講師で

ゾエゾン版 社会科教育に使えるデータベースとサイト

はじめに。今回のデータベース作成にあたり、Tomoko Nakasakiさんの記事を参考にしました。 本稿では社会の授業づくりに特化したものをつくっていこうと思っています。先の記事と重複するものがあると思います。 シンキングツール〇マインドマップ 無料版でつくれるマップは3枚まで。機能面での制限もありますが、個人でのライトな利用であれば無料でも問題なく利用できると思います。一番使い勝手が良かったです。 社会科全体〇お上のいうことには逆らえない?!文部科学省設置の各種審

ICT・AIの進歩と学校のセンセイ

2020年2月27日という日。覚えていますか? 全国すべての小中高校と特別支援学校について、3月2日から春休みに入るまで臨時休校する要請が出されました。(法的根拠はないのですが・・・) それから大混乱。オンラインで授業を続けることの出来た学校と、大量の紙の宿題を生徒に渡しただけの学校。 文科省の調べによるとこんな感じ。 同期・非同期問わず、のオンライン授業を展開した学校は本当に少なかったみたいです。回答数が少ないので、恐らく割合的にはもっと低いと思われます。 しかし

【教育】学校のルールを作るのは誰か

そこは、地方にある女子高でした。 駅からも遠く、校舎も古く、生徒数も少ない。 お世辞にも「環境に恵まれた学校」のようには見えませんでした。 しかし、見た目では分からない、すごい学校でした。 教室に入ると、生徒たちが当たり前のように個人のスマホを使って、授業を受けています。分からない事を検索したり、黒板の写真を撮っています。 スマホOKにしている学校は珍しいので、そこから驚きました。 私: 「こちらの学校は、授業中のスマホOKにしていてICT活用に積極的ですね」 先生

子ども向けか、大人向けか?って意味あるの?論と「デザインのとびら」

こんにちは!子どもたちの未来のための、デザイン思考を活用したワークショップ「デザインのとびら」事務局です。 前回は、子どもたちと「クリエイティブ・コンフィデンス」について書きましたが、今回は、大人もこの文脈に絡めて、考えていることを書きたいと思います。 子どもと大人を分けて考える必要無し私たちのワークショップは子どもたちに向けたものではありますが、実を言うと、大人に向けたものでもあることを意識しています。 というのも、子どもと大人、というように切り分けて考えず、どちらも