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世界三大通貨

アメリカドル

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アメリカドルは世界で最も大きな基軸通貨であり、アメリカの相場によって変動するため分かりやすい通貨といえます。
毎月第一金曜日に雇用統計が発表され、アメリカの金融政策に深く関与しています。

これに加えて小売売上高や企業景況感指数などの経済指標を知っておけば、
アメリカドルの変動を理解することができます。
貿易や他国との金融取引などで使われることから取引量が多く、リスクとなるほどの相場変動がほとんどありません。かつては財政赤字と経常赤字という双子の赤字が懸念されていましたが、現在は改善しつつあります。

ユーロ

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ユーロはアメリカドルに次ぐ取引量の多さで、EUに加盟する19国と加盟していない6ヵ国で使われています。加盟国の財政状況はバラバラなので、悪化している国が目立つようになるとユーロの価値も下がります。

共通通貨であるユーロを使っているために財政が安定した国までデメリットを受けるのがリスクです。それを防ぐために加盟国同士で支援を行っており、各国の主導を保ったままユーロを為替変動を穏やかにしています。

昔からアメリカドルとユーロとの関係は密接で、「アメリカドル買いならユーロ売り」「ユーロ買いならアメリカドル売り」が一般的です。

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円は日銀の方針で非伝統的金融緩和が続いているので、キャリートレードを可能にしています。低金利で円を借りて売り、それで外国資産を購入し利益を出すというものです。

かつては何かあった時は安定しているアメリカドルを買うと良いとされましたが、最近はそれが円に変わっています。アメリカが戦争やテロに関わった時は金融政策が不安視される時は、有事の円買いが人気です。

現在の日本で流通している円は、第二次世界大戦後に発行されたもので新しくなっています。ニクソン・ショックまでは1ドルが360円でしたが、変動相場制の導入からは円高・ドル安が続き2012年のアベノミクスで急激な円安になるも現在は少し上がりました。

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