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世界三大スープ

世界三大スープとはブイヤベースとトムヤムクン、フカヒレスープのことをいいます。

ブイヤベース

ブイヤベースは南フランスのプロヴァンス地方を代表する料理です。この地方は地中海に面しており、漁師たちは地元で漁れる豊富な魚介類を調理してきました。

その中でも魚介類を香味野菜で煮込んだ寄せ鍋をブイヤベースと呼び、家庭を中心に愛されるようになりました。世界的に有名なスープになったのは、プロヴァンス地方の中心都市であるマルセイユが交易で栄えたためです。

東方やアフリカとの交易で豊かになり観光地化するにつれて、都市を代表するブイヤベースを食べる人も増えました。

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トムヤムクン

トムヤムクンはタイ発祥のスープで、酸っぱさや辛さ、パクチーの風味が特徴的です。「煮る」を意味するトムに「混ぜる」を指すヤム、「エビ」のクンがトムヤムクンの由来となっています。

独特の風味にはパクチー以外にもタイのショウガやレモングラスなど様々な香草が影響します。トムヤムクンは大きく分けて2種類あり、スープの味が異なります。

ナムコンは濃い水という意味で、ココナッツミルクで濃厚な味わいです。香草のクセがマイルドになるため、タイ料理を食べ慣れていない外国人はナムコンを好む傾向にあります。

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ナムサイ

もう一つはナムサイと呼ばれるもので、澄んだ水と訳されるように辛味や酸味がストレートに届きます。フカヒレスープは中華料理で、サメのヒレを乾燥させたものを用います。

大きなヒレのまま煮込んだり、細かくほぐしたりと作り方は多様です。ヒレが大きなまま提供できるほど料理人の腕が良いとされます。とろけるゼラチン質の食感が好まれますが、ネギやショウガなどで臭みを取るなどの下処理をしっかり行わないと上品なスープにはなりません。

中国では明の時代から食べられるようになり、現在でも高級料理の代表格として位置付けられています。ゼラチン質には肌に嬉しいコラーゲンがたっぷり含まれているため、女性にも人気があります。

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