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世界三大ヴァイオリン協奏曲

世界三大ヴァイオリン協奏曲は、ニ長調(ブラームス)とニ長調(ベートーヴェン)とホ短調(メンデルスゾーン)になります。

ブラームス・ベートーヴェン・メンデルスゾーンの三人はドイツの作曲家で、クラシック音楽で欠かせない存在です。

ホ短調(メンデルスゾーン)

この三曲の中で最も人気があるのは、ホ短調(メンデルスゾーン)でしょう。略してメン・コンとも呼ばれています。ブラームスとベートーヴェンの曲はニ長調ですが、メンデルスゾーンのこの曲は短調で憂いを帯びています。

ヴァイオリン協奏曲を作曲した人は大勢いますし、この三曲以外にも有名な曲は存在します。

しかしそれでも圧倒的に人気があるのはメンデルスゾーンです。ロマン派特有の抒情性と華やかさに加えて、メンデルスゾーンらしい繊細さがあります。

楽曲の構成のバランスが非常に良く、旋律がとにかく美しいので普段あまりクラシックを聴かない人たちからも愛されています。哀愁のあるメロディーが印象深く、聴く人の心を揺さぶります。

ニ長調(ブラームス)

そしてメンデルスゾーンと同じロマン派の時代に活躍していたブラームスのヴァイオリン協奏曲ニ長調は、超絶技巧が持ち味の一つです。ブラームスは古典派の伝統を受け継いで作曲していましたが、この曲の中でも活かされています。ロマンティックで華やかでありながら、力強さを感じさせる一曲です。とりわけ三楽章は非常に明るくブラームスらしいメロディーが印象的です。コンクールでも演奏されることも少なくありません。

ニ長調(ベートーヴェン)

最後にニ長調(ベートーヴェン)ですが、これはベートーヴェンが唯一完成させたヴァイオリン協奏曲です。完成度が高いことで知られており、クラシックの愛好家からも好まれています。ベートーヴェンは古典派の作曲家ですが、この曲に関してはロマンティックな要素を感じさせます。また気品があってスケールが大きい作品です。有名な交響曲3番や5番、ピアノソナタ等を作曲していた時期に作られているところが特徴です。

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