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共感力


久しぶりに外に出て、せっかく出たのだからお酒でも飲んで帰ろう。
いつも行っているお店では何も発見がないからどこか行ったことのないお店に行ってみようと調べてはみたものの結局いつもの店に落ち着いてる今日この頃。
帰りの電車で少し酔いながら思ったことを書き綴ることにする。

さて、いつも行っているお店というのはワインバーでもうかれこれ5年くらい通っていることになる。通っていると言っても都内に出た時に寄る、くらいのものだが。
久しぶりに会った店員さんがお久しぶりです、と声をかけてくれたのがどことなく嬉しかった。てかよく覚えてたな、すごい。会うの半年ぶりくらいなのだが。

ひとりでしっぽり飲んでいると隣にサラリーマン3人組が入ってきた。
1人が少し年齢が上そうだったので上司なのだろう、2人の部下を引き連れて飲みに寄った、みたいな感じだった。
上司の人が色々な話をしていた、なんか高尚な話で文面にするには少々面倒なので割愛させてもらうが日本は〜とか海外は〜とか文化が〜とか教育が〜とかそんな内容だったと思う。
上司の人も丁寧語で話していたし、物腰も柔らかく話していた。ただお酒が回っているせいなのか性格なのかよく喋っていた。

部下の片方の人は割と話したりはせずにふんふんって聞いている様子だった。
一方でもう片方の人は相槌を打ちながら所々自分の意見を挟みながら?会話をしていた。
席が隣かつ声が大きかったので盗み聞きのようになってしまって悪いなとは思いつつもあたしも話を聞いていた。

話を聞いているとあれっと思うことに気づいた。相槌を打っている部下(と思われる)人の発する言葉が

いいっすねぇ
間違いないっ!
確かに
おっしゃる通り
面白い!
その観点はなかった

大体これくらいの言葉しか発してないのだ。にも関わらず会話は割と成立している。これらの言葉を発しながら3~5ターンに1度自分の話(意見)を混ぜた会話をしていた。

あぁ、すげぇな

少し感心してしまった。あたしは就職もしていないしそういう風土は馴染めないし理解できないのだが、きっとこういう人が会社では出世するんだろうなくらいのことは分かった。

あたしは相手の意見に対して自分の意見を返したりもちろん相槌を打つこともあるが、会話とはそれぞれのターンで言葉を投げ合う、キャッチボールするイメージだと思っていた。
だから、ただただ話を聞いてほしいって気持ちは理解はできてもなかなか難しい、どうしたらいいのだろうとずっと思っていた。

だって、わたしはこう思ったの!ねぇ聞いて!って言われて、そうだねって返したらそれで会話としては終了してしまうと感じてしまうからだ。
実際、それでも良いことなんてたくさんあるのだろうけど会話を膨らませるような回答しか持っていない私にとっては目から鱗だった(あっ、これもあのお兄さん、言ってたな笑)。

自分に持っていないものを持っていると人間ってすげぇって感じる生き物なので。
今自分を顧みる時期だとして(勝手にそう設定している)ちょうど良い機会だったのかもしれない。自分の持っていない会話の引き出しに出逢ったお話でした。

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