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隣の芝生は青すぎて

花火を見に行きたい。

気づけば夏になっていたように思う。
きっとあまり暑さを感じなかったから、気づかなかったのだ。でももう7月も後半、夏休みだ。

あたしは自覚はないのだが、結構周りからは変わっている、と言われる。まぁ考え方とかは少し変かもしれない。
そんな変わっていると言われるあたしだって普通のことがしたい、そういったことに憧れるのだ。

春になればお花見がしたい、夏になったらプールや海に行きたい、花火を見たい。秋になったら紅葉を愛でて、冬になったら雪だるま作って雪合戦をしたい。

いたって誰でもやっている、というか大多数の人が実行できることだと思う。そもそもこれを普通と見なしているのも本当はどうなのかいささか疑問ではあるのだが。

当たり前を手に入れる難しさ

最近世間ではよく言われるけれど全くその通りだと思う。

きっと、当たり前、と簡単に言いきれちゃうのは行動としてはなんら難しいことはないから。
だってお休みの日に着替えて外に出れば達成できるから。

ここで一つ条件を加えてみる。

好きな人と花火を見に行きたい。

多分あたしの本音はここだと思う。こうすると難易度はぐんと跳ね上がる。そもそも好きな人がいないといけないし、それに加えて相手もそれなりに乗り気でなければならないし、その相手の時間を譲ってもらわなければならないし…書けばきりがないけれども。

まぁ元も子もないけれど、正直誰とでもいいと言ってしまえばいいと言うところがある。ただ、そんな気軽に誘えるお友達は少ないし、あたしの中の決め事にやや抵触するので行けないのが現状なのかもしれない。あたしも律儀だなとつくづく呆れる。

なんてことない、季節毎に楽しめることをひとつひとつ積み重ねて。そういうことで仕合せを感じたかったな、いや、いま1番欲しい仕合せはそういうことなのかもしれない。

喉から手が出るほど欲しいもの、手に入りそうで入らないものほど手に入らない。
今年は行けなそうだなぁ、行きたかったなぁ。

#日記 #エッセイ #夏休み #花火 #恋人 #恋愛 #日常 #青春

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