#仕事について話そう

私の仕事は元々変わった形の営業だった

普通の営業とはまた違う、個人営業だけれども売る「何か」は存在せず、在庫を抱えるわけでもなくただ個人を個人に紹介し、その仲介料を取る。
そう、恋活系の仕事である。
そしてその恋活系の仕事と言っても、ふっつ～～～～～～のマッチングでもなく、お見合いの仲人でもなく、出会い系でもなく成婚したからと言ってその仲介した人間にインセンティブが入ってくるわけではない。
その上他人に大っぴらに私はこの仕事をしています！！！と声を大にして言うような、言うなれば堅い人間の感覚からしたら「はしたない」などど言いながら眉間に皺を寄せるだろうという、そういう業種である。クリーン化を図ろうと弊社のCEOもしているようだが、クリーン化を図ったとて男女の痴情のもつれが美しく見えることはないように、我々の業界がホワイト化するのは絶対に難しいと思う。単に一般の平社員で、この業種に夢も希望も期待も持っていないからかもしれないが。
そんな私でも、数字を立てる為に（つまり恋活系で言うマッチング率を上げる為）個人的にリストを造ったりだとか分析をしたりだとか個人的に努力すればいい点が見えていたし、入社して同じ業務ばかりだったからか、その業務そのものに慣れていた為、営業することに難しさを感じたことはなかった。体力はないが在宅でできていたり、ひとと会う事も好きだった。可愛らしい女性のプロフィールを作る事も性格を分析することも、ひとの良さを異性に伝えることも、写真を撮ることも全て好きだったから何一つ億劫でもなければ苦痛でも面倒でもなかった、出来る事ならずっとこの業務に携わりたい、ずっとこの仕事に携わって生きていけたらいい、と思っていた。

部署が変更になるまでは。
ということでまた書きます✨