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弱さを克服して”自分が成長できる場所だな”と思えたから/23-24ルーキー③山本有真

走ることを仕事にする。
そこには責任と重圧が発生します。
でも、その分、きっと自身自身が
得るものも大きくなるはずです。

名城大学から積水化学に
加入した山本有真やまもとゆま選手。
専門種目は「自分では5000mだと思っています」
と話す彼女は、これから社会人として
競技を続けていくことに対して
「シビアな分、プレッシャーに
なるかもしれないですけど、今のところ、
私はワクワクしています」と話します。

私は『もみくちゃにされながら伸びてきた人』

終盤のスピード、ラストスパートを
武器とする山本選手。
5000mでも、ラスト1000mまで
上位につけていたら優勝を狙えるような、
最後まで伸びのある走りが彼女の魅力です。

「持久力や体力をスピードでカバーしている部分はあるのですが、ラストスパートが、自分の持ち味です。ラスト800m~400mとかまで(上位に)ついていければ自信が湧いて、勝ち切れるんですけど、それまでに遅れたりすると、もう追いつけないことが多いですね。終盤のスピード勝負には自信があります」

元々、実業団に行きたいとは
考えていなかった山本選手が、
積水化学入りを決めたのは、
「もっと成長できるかもしれない」
と感じたのが、大きかったと言います。

「積水化学のことをお聞きして、私の今までの陸上人生では経験したことがない、フィジカルトレーナーさんが見てくれたり、走り方を教えてくれたり、個人的なメニューを作ってくれるなどがすごいなと思いました。自分の弱いところを克服して競技を続けられる、”自分が成長できる場所だな”と思えたのが大きいです。あと、私は『自分よりレベルが高い人の中で、もみくちゃにされながら伸びてきた人』で、大学時代も速い先輩たちを目標に頑張っていたら自分も速くなった経験があるので、積水化学に速い選手たちが多いのも選んだ理由の一つになりました」

自分が世界での舞台で走りたいから続けたい

積水化学のSNS発信や練習の様子などを見て、
「”カッコいい”と思っていた」という山本選手。
長距離競技をただの精神論ではなく、
論理的に考えているところが、
自分の目指すイメージにマッチした、と言います。

「大学の競技と全く違う感覚で取り組んでいて、今は走行距離も増えて”すごく自分、走り込んでるな”って思っています。だからこそ、サポートもすごく良くて、食事も美味しくて量も多くて、環境がやっぱり整っているな、競技に集中できているなと感じます」

これから目指すのは、世界で通用する選手。
そのためにも、まずは自分自身が
楽しみながら走りたいと考えています。

「アジア大会で日本チームに滞動した時、本当にいい経験をして、またこの人たちと一緒にチームJAPANとして戦えたいなって思えた。だから、最終的には日本代表に入りたいと思っています。今は競技レベルも上がり、今までなんとなく走っていたのが、”自分の走りが誰かに影響を与えることがあるんだ”って実感することも多くなりました。走らないといけない、練習しなきゃいけないじゃなく、『自分が世界での舞台で走りたいから練習したい・走りたい』って気持ちを忘れずに。応援してくれている方や感謝の気持ちを忘れず、走り続けてられたらいいなって思っています」


これからは走ることが仕事。
その分、求められるものも多くなりますが、
山本選手は「それが嬉しい」と言います。

「3月に報告会で従業員さんと直接関わる機会があり、 その時にすごく応援されているのを感じました。しかも、私と同い年の新入社員の方とも喋ったんですけど、『大学時代からファンです』って言ってもらえてびっくりしました(笑)。そんな身近に見てくれている人がいるんだと思ったら嬉しくて、従業員の方々に 少しでも私の走りを見て元気やパワーを与えていけたらいいなと、心の底から思ったので、これから頑張っていきたいと思います」

自分の頑張った分だけ、実る努力。
それを自らのモチベーションにして、
未来へ向けて走り出します。


文:守本和宏/ナノ・アソシエーション
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