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『嬉しい』通り越して、びっくりした/卜部蘭 R[a]n for Future

横田真人コーチは以前、卜部蘭選手の一年を
こう振り返りました。

「卜部は感謝の気持ちが強くて、恩返ししたい気持ちが大きな原動力になる。積水に入れたこと自体がプラスになった」。

彼女自身も、それを感じています。

「本当に大きなものですね。昨シーズン、何が大きく変わったかというと、会社の方々からの応援。自分が想像していた以上のものをいただいて、こんなに応援してもらえるんだって、驚いたんですよ。『嬉しい』通り越して、びっくりしました

それは彼女の、心からの声のように聞こえました。

駅伝でプラスアルファの力が出せた

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特に印象に残っているのは、
駅伝での応援だと卜部選手は言います。

「ビデオメッセージも各部署から、東京だけでなく他の地域の会社の方々が、プレートを作ってムービーにしてくれたり。人文字を作って、屋上から撮って…とか。嬉しすぎて、ホントにびっくりしました。結果的に、駅伝も区間賞など自分が持っている以上の力が出せた。自分ひとりでは出せない、プラスアルファの力をいただいたと感じています」

「だから、駅伝で優勝に貢献したい気持ちは強い。応援していただいた分、本当に喜んでもらいたいというのが、個人的にも大きな原動力になっています」

応援してくれる方々への気持ちに加え、
仲間が増えたことも、
卜部選手の新たな力になりました。

「違う場所で練習する形を受け入れてくださったり、合宿も受け入れて、声をかけてもらったり。試合の時も『頑張ってください』と連絡をいただいたり、本当にありがたいと思っています」

「あとは宇田川さん(キャプテン)が『一番応援されるチームになって優勝したい』とおっしゃっていて、合宿でミーティングをしたり、チームとしてどうありたいか、どうなりたいかをみんなで考えました。“このメンバーで駅伝を優勝したい””みんなで喜びたい”と、今はすごく思っています」


小さなころから見てきた憧れの場所

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いよいよ、今週末は勝負の陸上日本選手権。
800mと1500mにエントリーしている
卜部選手が目指すのは、日本代表。
東京五輪の出場権獲得です。

「大会では自己ベスト更新を目指しています。親が陸上をやっていた影響で、オリンピックは物心ついた頃からずっと”あった”もの。陸上をやるからには“一番上はここなんだ”と、小さな頃から見てきた憧れの場所です。小学校の卒業文集にも、『オリンピック選手になりたい』と書きました。自分ができる最大のパフォーマンスをその舞台で、と夢に描いてきたので、個人的にもすごく大きな目標です」

その結果を、陸上中距離の今後につなげたい。
それが卜部蘭の願いです。

「今後も、中距離を極めていきたいですね。セイコーゴールデングランプリ陸上2020では、目の前で日本記録が更新されました。世界で勝負すると考えたら日本記録更新は、ひとつの大きな通過点。だから、私も更新しなければならないと思っています」

「じゃないとオリンピックのスタンダード、世界的な大会での勝負を考えた時に勝負にならない。それも中距離の盛り上がりにつながっていくと思うので、色々な意味を込めて日本記録更新を目標にしていきたいと思います」

今週末もこれからも。
卜部選手は”びっくりするほど”の応援を受けながら、
未来に向けて走り続けます。


文:守本和宏/ナノ・アソシエーション
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