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ここまでの練習がマラソンにもつながる/佐藤早也伽①

1月28日に行われる大阪国際女子マラソン。
大会に向けて、佐藤早也伽選手は、
トレーニングと調整を進めています。

マラソン日本代表として、
世界陸上にも出場した彼女にとって、
この1年間は、より成長する
期間となりました。

力不足を感じた世界陸上

昨年の大阪国際女子マラソン2023は、
途中で転倒し、19km付近まで走るも途中棄権。
佐藤選手本人が「調子も良かったので
最後まで走り切りたかった」と話すように、
完走できなったことに、悔しさが募ります。

「結果を残すことができず、悔しい結果となりましたが、次の目標に向けて前向きに頑張りたいと思いました。いつも通り、次のトラックシーズンに向けて頑張っていこうと考えていました」

その後、ブタペスト世界陸上の
マラソン代表に選ばれた佐藤選手。
初めての日本代表が「マラソンで心から嬉しかった」
という彼女は、8月27日にブダペストで、
自身初の世界陸上を経験します。

結果は、2時間31分57秒で20位。
タイム的には自己ベスト(2時間22分13秒)に
遠く及ばなかったものの、
得るものは多くありました。

「目標としていた入賞には全然届かなかったので、そこが悔しかったです。前半からペースの変動や揺さぶりもあって、後半ペースがあがっていく中で対応できなかったのは、本当に力不足を感じた部分でした」

ただ、「日本代表として出させてもらって結果は良くなかったですが、たくさんの人が応援してくださった部分は、すごく嬉しかったです」

スピード練習がマラソンにもつながっている

夏の世界陸上を終えた後、
10月21日のMDC2023東京では、
5000mで目標タイムをクリア。
良い感触を持って出場した
クイーンズ駅伝では大会MVPを獲得します。

ただ、順調な走りができているように見えても、
本人としては満足しきれない面もあります。

「クイーンズ駅伝は、もうちょっとタイム的に上を目指してたので、そこまでの結果は出せなかったかなと思っています。個人では、もっとうまく走れたら良かったな、という印象の方が強いです」

しかし、ここまで積み重ねた練習は、
確実にマラソンの強化にもつながっています。

マラソン練習の状況をチェックすると、
昨年の同時期より、タイムは上。
実際に本人も、駅伝前からの取り組みが、
今につながっていると感じています。

「クイーンズ駅伝に向けてスピード練習をしてきて、 そのスピードをあまり落とさないで、そのままマラソン練習に繋げられてるなと感じています。それが好調に繋がっているような形です」

と自身でも、成長のきっかけを掴んでいました。


文:守本和宏/ナノ・アソシエーション
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