最近、ネットやテレビなどを見ていて、今の時代についていけないというのもあるのですが、どうにも「いらないやろ！？」と思えるものがやたら目立つなと思うのです。

まず、ネットのニュースで頻繁に出てく芸能人の妊娠・出産に関する話題。こういうの、昔はあまり頻繁には出なかったし、生まれてからの報告だった気もするのですが・・・。
しかも、悪いですが「誰？」というような、聞いたこともないような芸能人の名前が出てくるし、そういう人が「第三子妊娠」とか「第四子出産」とか
一体どこに向けてのニュースなのだろうと正直思います。

私は不妊治療の末に子供を授かりはしましたが、世の中には子供が心底好きで子供が欲しいのにどうしてもできない人や、不妊治療をしたくても諸事情でできないという方もいます。
そんな方にとっては有名人という経済的優位に立っている立場の人が何人目を生もうがかえって嫌味になると思いますし、昨今、子供にばかり焦点を当てた政策があまりにも目立ち、結果的にほくほくしているのはその親だけで、子供のいない人にとっては何らありがたくもない話題ばかり提供されたらもう、余計に子供を作ろうなどとは思わないのではないでしょうか？

だから「子持ち様」などと揶揄られてしまうわけで、正直このような、一般人でないような人の出産はまだしも（第一子の出産）、「第三子妊娠」とかのニュースはいらないと思うのは私だけではないと思います。特に結婚したいと思っていない人や、子供を作らない夫婦にとって、そのような話題は全くにして他人事ですしどうでもいいことだと思います。

そして、テレビ番組を見ていて最近特に思うのですが、「食」に関する映像って多すぎるように感じます。
朝からもう、お腹いっぱいになるような食品がテレビの画面いっぱいに映し出され、タレントは当たり前のように「おいしい」を連発し、もはや食レポには「おいしい」以外の文言はないのかと思うぐらい正直「しつこい」です。お金があまりかからないからというのもあるのでしょうけど、私自身は
人が食べている姿を見てもあまりよい気分にはなりませんし、料理番組でないものでも食べモノがもうたくさん出てくるし、「グルメ番組」は一体いくつあるのだろうと思います。

もちろん全く不要なのではないのですが、ちょっとどのチャンネルをひねっても「食」に関する内容が多すぎると思うのです。

大口を開けて食べるという行為そのものがあまり見ていて気持ちの良いものだと思えないからなのかもしれませんが、一口入れた瞬間に咀嚼もしていないのに「おいしい」という決まり文句を言うのはやめてくれ～と思います。

ドラマを見たいのでどうしてもテレビをつけていることが多いのですが、もう少し内容の濃い番組が昔はたくさんあった気がするのですが・・・。

政府もマスコミも、一般庶民に寄り添ってないと思います。
ピラミッドの上位の一部分にしか焦点を当てていないように思うので、もっと日々辛い思いをしている人はたくさんいます。
そういう人を余計に無気力にさせてしまうような報道はできればもう少し減らしてほしいなと思うのです。
現実は厳しいですし、芸能界のように華やかでもなければ、平和でもありません。
こんな日本で子供を安心して産み育てようと願う若者はどんどん減る一方でしょうし、もっとそういう人たちが安心できるような報道を願いたいものです。
今の日本は正直もう、先進国でもなんでもないし、なぜこんな国になったのかをもう少しピラミッドの上層部の人は考えてほしいです。「おいしい」「妊娠した」とかノーテンキに言ってる場合ではないと思います。