何を話すかよりも、何を話さないかを意識しておく。
それは、対人関係や夫婦関係において大切なことで、
言わなくていい余計な一言が関係を悪くするのです。
 
言わなくていいことを黙っていられるようになると、
二人の会話は常にキャッチボールになるでしょうし、
黙っていられなければ、ドッジボールになるでしょう。
 
会話の目的は、相手に勝つことではないはずですし、
相手が受け取りやすいところに投げてあげることで、
相手も意地を張らずに投げ返しやすくなるのです。
 
自分が受け止められないようなボールを投げられると、
コミュニケーションを取るための会話が論争となります。
自分が言われたら嫌なことは相手にも言わないことです。
 
私たちの口は、心に満ちていることを話してしまいます。
心にもないことを言ってしまった…というのは間違いで、
心にあるからこそ言ってしまった…というのが正解です。
 
私たちは、自分だけが我慢しているように錯覚しますが、
相手にも我慢してくれていることがたくさんあるのです。
ですから、話さないことを意識する配慮も必要なのです。
 

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