親切であることと優しくあることを混同しがちですが、
優しさとは、人を許せる許容量が大きいことであって、
自分が許された経験も、許容量を大きくするでしょう。
 
本当の優しさとは、男性に対しても女性に対しても、
自分より年上の人に対しても、年下の人に対しても、
どのような立場の人に対しても変わらないはずです。
 
下心のある優しさもどきもあるのかもしれませんし、
人に対して甘いだけの性格というのもあるでしょうが、
ピンチに追い詰められた時こそ本音が分かります。
 
私たちが人を許せる許容量は勝手に大きくならず、
肺活量のように、様々な鍛え方を通して大きくなり、
過ぎたことを忘れられるかどうかも影響するでしょう。
 
自分のことは許してほしいけど人は許せないとか、
自分もお礼を忘れるのに、人からお礼を言われないと、
心の中で相手を非難し腹を立てる人もいるでしょう。
 
他人の悪口ばかり言っている親に育てられた子供は、
人を許せる許容量を大きくすることに抵抗を持ちやすく、
人から優しくされても、素直になれないかもしれませんね。

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