諦念、怒り、悲しみ、絶望

結局のところまだ整形日は決まっていない。
本当なら今頃クリニックに行けているはずだったけれど、また駄目みたいだ。

いつもいつも期待している。
今度こそ、今度こそ忌まわしい頬骨とエラと顎から解放されるんだと、期待している。
なのにそう上手くはいかないもので、7度目だか8度目だかの延期。
いよいよ神様が邪魔しているんじゃないかと思うくらいだ。
一体なんの神様だよ。あんたにそんな権限ないだろう。

期待してはまた駄目かと肩を落として、死にたくなって、もうこんなのはごめんだと駄々を捏ねて。
そんなふうにしながら半年が経とうとしている。
私はただ自信が欲しいだけなのだ。
自己満足でもいいから少しだけ綺麗でいたいだけなのだ。
なのにどうしてこんなにも邪魔ばかり入るのだろう。

整形のために時間はたくさん取ってある。
むしろそのためにしか生きていない。
どうしてこの邪魔をする何かは分かってくれないのだろう。
そんなにいけないことだろうか。
私は悪いことをしているだろうか。

例えば、整形したら余命は1年ですよと言われたって私は整形を選ぶのに。
整形しないで生きる60年より整形して1年で死ぬ方が私には幸せだ。
なんでそれを、何かは分かってくれないのだろう。

間違っていると言うなら、早く殺してほしい。
私は間違いしか選べないんだから。

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