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避難所ってどんなところ?~“いざ”という時に備えよう【イベントレポ】

避難所の実情を聞き、参加者同士で「普段から準備しておくこと」「避難所で自分ができること」を話し合いました。ワークショップを実施したのは、せんだい女性防災リーダーネットワーク(※)のみなさんです。

※「女性のための防災リーダー養成講座」(特定非営利活動法人イコールネット仙台主催)を受講したメンバーが結成。地域や世代を超えたネットワークを活かし、地域に根ざした防災減災活動をしています。

代表の大内幸子さんは、東日本大震災で避難所を運営。その後も地域ぐるみの防火・防災訓練や、避難所運営マニュアルの見直しなどに取り組んでいます。

避難所の実態は?

  • みんなで助け合うのが避難所。お客さん扱いはしない

  • 支援物資は最低限。自分に必要なものは自分で備える

  • ペットの扱いなど避難所によって対応が違うので、自分の地域を要確認

  • 各避難所に市職員が配置されるが、女性がいないところも

  • 避難所担当の学校や市の職員は異動がある。顔の見える関係になっておくことで、いざという時の運営もスムーズに

代表の大内さん

グループごとの話し合いには女性防災リーダーのみなさんも加わり、「避難所にはどんな人が来る?」「あなたがお手伝いできることは?」といったことを考えました。

自分が避難所でできること

  • 周りの人たちの話を聞く

  • 小さな子どもと遊ぶ

  • お年寄りに声をかける

  • 車いすを操作できる

  • 顔なじみが多いのでスムーズに受付ができる

  • 指示を聞いて臨機応変に動ける

  • ルールの共有を呼びかける

  • 避難している人たちの声を運営側に届ける

  • 支援物資の仕分けや配付

  • トイレなどの掃除

普段から準備しておくこと

  • 避難所の運営マニュアルを事前に知っておく

  • 家族の状況に合わせた準備。ローリングストック(普段から多めに食料をストックしておき、食べて減った分だけ買い足す方法)など

  • 災害時の家族のルールを決めておく

  • 翻訳アプリを使えるようにしておく

  • あいさつができる町内会をつくる

「専門知識や資格がなくてもできることがあると分かった」と参加者。大内さんは「避難所には多様な人が来る。運営に女性も参画することが大事」と話しました。みなさんができることは何ですか?

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