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2023シーズン第35節水戸ホーリーホック戦

中学生、高校生の頃
学年末試験を受ける前にある程度の内申点が分かる。
1学期、2学期の下積みが響く。
3学期でもがいた所でどうなるか…。
この感覚が懐かしい。

ベガルタ仙台は34節を終わりプレイオフ進出が厳しい状況にあり、全勝して周りのチーム次第でギリギリ入れるか?
という状況の中、負ければ残留争いに巻き込まれる可能性がある。

ヒリヒリする状況で
若きアタッキングチームの水戸ホーリーホックと対戦。

●夏の救世主が主役になった日

by大山翔

ディフェンスラインを変えて、失点を減らせるようになって来たが得点力不足が深刻なベガルタ仙台。

直近9戦負けなしの水戸ホーリーホックをホームに迎えた。

この試合の水戸ホーリーホックは
両ボランチ 前田椋介と武田英寿 が落ち着きを出し、サイドや前線が勢いを出していた。

後半に入り50分頃までは
勢いのある水戸の攻撃も最終ラインとゴールキーパーでしっかり抑えていた。
そこまで怖くは無かった。

そしてベガルタ仙台はチャンスを作った。
56分に氣田亮真のスルーパスから松崎快がキーパーと1対1の状況に!
松崎のテクニックがあればゴール確定の演出。

しかし、水戸の守護神 山口瑠伊が飛び出し絶妙な間合いでシュートコースを消した。
シュートは防がれてしまった。

ここで下を向かなかったベガルタ仙台は
攻め続け内田裕斗がペナルティエリアで倒されPKをゲット!

PKキッカー 託されたのはホ ヨンジュン。

少し長めの間合い、長めの助走から蹴り放ったボールはキーパー山口の手の中に吸い込まれた。

後半から押されていた水戸ホーリーホックもここから反撃が始まった。

そう!決定機が報われない時。
チーム全体に疲労感が身体に来る。
そして決定機を阻止したチームは勇気が湧いて来るんだ。

立て続けにシュートを打たれてヒヤリとする状況が続いた。
何度かベガルタの守護神 林彰洋のセーブで救われていたが、85分あたりにこの夏千葉から水戸へ期限付き移籍で加入のブワニカ啓太のヘディングでゴールを破られた。

とても重い1点だった。

あと5分…アディショナルタイム含めると10分くらい。
これだけあっても、返せそうにない。
そう思わせる1点だった。

残り時間はしっかり守られて、試合終了。
プレイオフ進出ではなく、J2残留へと目標変更の合図となるようなホイッスルの音だった。

この試合、水戸の武田英寿が良さを発揮していた。
最高のチームを見つけたんじゃないかな。
この試合も決定的なパスを通して決定機を演出していたけど、J2のアシスト王を取って欲しいね!

残りのシーズン頑張ろう!


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