見出し画像

KANさんの曲で一番好きな曲「今度君に会ったら」を久しぶりに聴いて涙しました

KANさんが亡くなって10日ほど経過しました。今年は本当にミュージシャンの訃報続きで心が折れそうです。なんでこんなに続くんでしょう…。

大橋純子さんの訃報から間もないタイミングだったので何か言葉にするのも辛かったのですが、今日はなんとなくKANさんについて書いてみたくなりました。

KANさんが亡くなってから「愛は勝つ」をいろいろなところで聴く機会が増えて、改めてこの曲にどれだけの人が勇気づけられてきたんだろうと感じました。

心配ないからね 君の勇気が
誰かにとどく 明日はきっとある

どんなに困難でくじけそうでも
信じることさ 必ず最後に愛は勝つ
信じることさ 必ず最後に愛は勝つ

「愛は勝つ」

シンプルな歌詞とメロディーだったからこそ万人の”心の琴線”に触れるところがあって、あれだけの大ヒットにつながったんだと思います。

私の歌の師匠によれば「愛は勝つ」は本来KANさんが自分の音楽として表現したい世界観とは違ったタイプの曲だったらしく、KANさん自身はヒットした当時複雑な想いを抱いていたところもあったそうです。

でも誰もが知っている大ヒット曲を生み出したということはミュージシャン冥利に尽きるとても幸せなことであって、「愛は勝つ」はこれから先もずっと歌いつがれていく名曲だと思います。

KANさんは同じ”ピアノマン”のビリー・ジョエルやスティーヴィー・ワンダーといった洋楽のアーティストから色濃く影響を受けていた方で、曲を分析してみると興味深いことが多々あります。

逆に?KANさんは「ミュージシャンに愛されるミュージシャン」。日本のいろんなミュージシャンたちがKANさんから影響を受けていたりして、音楽ってこうして演奏する人たちによって形を少しずつ変えながら生き続けていくものなんだなーとしみじみ感じます。

aikoがKANさんをとてもリスペクトしていたのは有名な話。実は私がKANさんの曲で一番好きなのは「今度君に会ったら」という曲です。その曲をaikoが歌ってKANさんがピアノを弾いてという、二人が何かの音楽番組で共演したYou Tubeの映像が以前ありました。

今日探してみたら残念ながら削除されてしまったようですね。そのときの二人の雰囲気が最高だったんですよ。目くばせをたまにしたりとか…。ミュージシャン同士の愛を感じました。

この曲もとてもシンプルな歌詞とメロディーです。今日久しぶりに聴いて涙が出ました。KANさんの優しい歌声と私の好みのコード進行とメロディー・ライン。この曲は洋楽聴いている感覚になるんですよね。歌詞は日本語ですが。途中のハーモニカ・ソロはもちろんスティーヴィー・ワンダーへのオマージュ(笑)。とても癒されました。

今度君に会ったらどんな話をしよう
映画のこと それとも大きな夢

今度君に会ったらこのうたをうたおう
君は聴いてくれるかな this song for you
こんな love song for you

「今度君に会ったら」

KANさん、ハートが温かくてあの笑顔のままの人柄だったんだろうなーと思います。KANさんもどうかどうかその魂が安らかでありますように…。素敵な音楽をたくさんありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?