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「トリニクってなんの肉」とサッカー

みなさん初めまして。

SenGeNです。

初投稿なので軽く自己紹介をしていきたいと思います。

職業:学生(九州の国立大学在籍 サッカー部所属)

ポジション:GK

資格:JFA公認C級コーチ

こんな感じですね。晒せる情報は笑

ちなみに、私が所属しているサッカー部は、あまり強い部活動ではありません。そこで、今回は我らがサッカー部が強くない理由についての個人的な見解を「トリニクって何の肉」という番組から感じたことを踏まえて述べていきたいと思いますので良かったらお付き合いください。

「トリニクってなんの肉」とは

簡潔に説明すると、ゆとり世代に対して一般常識的な内容をクイズ形式で出題する番組です。その第1問に「トリニクってなんの肉」という問題が出題され、それがタイトルになっているという感じです。

この番組の回答者となるゆとり世代の人たちの中には有名大学出身の人もいました。ですが、そのような人でも簡単な問題(個人的に)を間違えていました。そこで、個人的になぜこの様なことになるのか考えたところ以下の結論に至りました。

1.学校の勉強重視による探求心、好奇心の欠如

2.IT化

3.無駄なプライド

これらを1つずつ解説していくと

1.学校の勉強重視による探求心、好奇心の欠如

若い皆さん、所謂ゆとり世代と呼ばれる皆さん。最近何かに興味を持って必死に調べた記憶はありますか?例えば英語の問題で、なぜ~ingの時はbe動詞が必要なのか、数学なら何故そのような答えになるのか。そういったことを考えたことがありますか? 自分の周りには自信をもって「はい」と言っている人はほとんどいませんでした。

つまり、何が言いたいのかというと、学校の勉強のように答えがあっていれば良いという考えが普通になってしまっていることが問題だと思っているのです。これが、さっきの「トリニクってなんの肉」という問題の答えがわからないことにつながっているのです。

トリニク=トリニクという式しか作れなくなっているのです。

少し考えると、トリニク=鶏肉=鶏=ニワトリ=🐓といった連想ゲームのような感覚で思いつくはずです。しかし、そのような考えが生まれなくなってしまっている。これは決まった答えを導ければいいという結果主義の考えがもたらしたものだと感じます。

2.IT化

この意見には首を傾げている人もいるのではないでしょうか。「確かに、IT化によって知りたい情報はすぐに得られるようになる。だからIT化は関係ないでしょ。」と。しかし、このすぐに情報が得られるというところが問題なのです。対して内容も理解していない情報の表層に触れただけで、その情報を知ったつもりになりやすくなっているのです。そのような知識は当然身につくはずもなくすぐに忘れてしまいます。しかも、知っているつもりが進み、(謎の)自信がついてしまっている傾向にあります。これがのちに述べる「無駄なプライド」につながります。さらに、そのプライドをSNSに匿名で持ち込み、いわゆる「クソリプ」というものに変化しています。これもまた、誰でもインターネットに接続できるようになったIT化におけるもんだ小野1つだと思います。

「勉強は点ではなく線だ、知識をつなぐ行為が勉強なんだ」 恩師のS先生

この言葉を聞けば、何が問題なのかは明白になると思いますので、このあたりにして次に進みたいと思います。

3.無駄なプライド

これは先ほど述べた、「(謎の)自信」のことです。自分は正しいという自信が無駄なプライドを生んでいるのです。しかも、この自信の裏付けは浅はかな知識である。どれほど無駄なことか分るでしょうか。ソクラテスの「無知の知」で言われているように、生半可な知識より、知らないと知っていることの方が強いのです。しかし、そんなことは関係ないとばかりに知識のマウントを取り合うSNSがあります。

それは、みなさんご存じTwitterです。匿名の会員制サイトであるtwitterでは日々無駄な知識のひけらかし合いが行われています。先ほど述べたように、IT化が進むことで、誰でもインターネットに接続できるようになった事で現実では誇示できなかったプライドを匿名で誇示しているという事が日常になってしまいつつあります。

また、このプライドの高さが日本人が議論できないといわれる原因にもなっていると感じます。個人のプライドによって他人の考えを拒否、さらには同調圧力によって少数意見の感情による否定、さらには明確な反対意見を出しても理不尽による拒否につながり、議論ができない世の中になってしまっているのです。

ここまで長々と書いてきましたが、最後にこの考え方がどのように我らがサッカー部の弱さにつながっているのかに言及したいと思います。

弱い理由の考察と対策

前述した通り、今の若者は好奇心がなく、プライドが高い人が多くみられる。そこで学生である私が指導をして言うことを聞くだろうか?同級生や後輩ならまだしも、先輩が聞くだろうか?答えはもちろん「NO」です。

ここで1つ言いたいのは「私の知識がすごいから従え」という意味で言っているわけではないという事です。私はJFA公認C級ライセンスを所持しており、他のカテゴリーのチームでも指導をしています。だからと言って、言ってること、やってることがすべて正しいというわけではありません。

ですが、戦術や練習が効果的かどうかくらいはわかります。ですが、それを聞き入れてくれません。なぜか。それは、彼らにもプライドがあるからだ。「俺はサッカーを知っている」、「先輩の方が権限があるんだぞ」こういったことを毎回言います。

しかし、話を聞いてみると「点」の話しかしていないのです。その後の連鎖を考えた「点と線」の話をしていないのです。

その結果、試合はいつも後手後手になり、うまくいかないからメンタルはズタボロといった悪循環に陥ります。また、点でサッカーを考えるチームなのでビデオ分析は行われません。先輩からの指摘も、技術面の指摘ばかりで戦術やその他の対策をしようという意志も感じられません。

今や、勉強ができる=賢い=サッカーが上手いという等式は成り立たないのです。今では、「勉強ができる馬鹿」という言葉が使われてしまう様な時代なのです。ですが、勉強ができなくても、サッカー脳がスマートな選手はたくさんいます。勉強ができるからと高を括っていると、どんどん私立との差は開いていきます。強くなるにはまだまだ勉強が足りないから強くなれないんです。

つまり、私が言いたいことは、知識に対して貪欲であれ。これに尽きます。

最後に

これが自分なりに考えたチームの弱い原因です。所属チームが弱いと感じている方は、どれくらい納得できたか教えていただけると嬉しいです。

愚痴のような内容になっていますが、しっかりと対策を考えているので考察だと自分で思って書いています。

最後に、チームが弱ければ技術や戦術より前に意識から変えていかなければどんなに素晴らしい練習をしても無駄になります。どれほど技術があっても意識が低くては、力を出せませんし、その逆もまた然りです。バランスを考えて、楽しくサッカーをできるように頑張りましょう!

自分も今はあまり楽しくないですが、楽しめるように頑張るので良かったら応援してください!笑

読みづらい文章だったでしょうが、お読みいただきありがとうございました!

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