"過去より今が大切"だなと。

手垢どころか錆びがついた言葉ですが、あらためて思いました。
でもそれは、「過ぎたことを悔やんでもしょうがない」って意味じゃなく、
「過去の栄光を、もっともっときらびやかに飾れるから」
です。

歴史のたとえでごめんなさい。
徳川家康ってね、
"関ヶ原の戦いなんてやりたくなかった"って説があるんです。

当時、豊臣家の家臣だった家康さんは、
ドロッドロの政争を勝ち抜き、豊臣家内部で実質ナンバー1の地位を手に入れ、自分の思うままに政治を行なってたんですね。

人の面でも金の面でもマイナスしか生み出さない戦争。こんなもん好き好んでやるやつなんていません。
そのままシレーっ…と、トップの座を継続できれば、それでよかったんです。

でも、歯向かうやつがいた。
あれ、これ戦わなきゃダメな感じ？　うん、もう戦争しないと収拾がつかないね。仕方ない…戦うか…。
という感じで関ヶ原です。

これ、あくまで一説ですよ。でも、当時の状況を見てみると、信憑性もある説なんです。

ほんでまぁ、結局関ヶ原やるでしょ。
で、勝つでしょ。
そこから何百年経った現在、関ヶ原の戦いって…
「家康はマジですごかった！」の代名詞のような戦いになってるわけです。

望んだものじゃなかったけど、とりあえずやってみたら（とりあえずやってみたのレベルじゃないけど）、彼の"代表作"みたいなことになってる。尾ひれがつきまくって。

そう思うと、"過去"の出来事を飾り付けできるのは、"現在"の自分だなと、そう思ったんです。
そしてこれを、「自己プロデュース」と言うんでしょうね。

飾り付け、うまくなりたいなぁ。