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地獄の千本ノック 49歳主夫の精神科入院日記(10)

専業主夫の薄衣です。
本日もご来訪、ありがとうございます。


今回から

入院中しんどかったシリーズ


に入ります。

でも皆さん、

気にせず笑ってください。


薄衣~⤵

ダっさ~!

ショボー~!

なんでも結構です。


とにかく笑えれば🎵

ウルフルズよろしく、
そんな思いです。

それと私の経験談の、

なにかがひとつでも

どなたかの

お役に立てれば

そんな思いです。


日中にも休もうと

この頃、夜は悪夢に悩まされ
なかなか熟睡出来ない薄衣。

悪夢の記事はこちらです。


そこで、どうせ日中も自由なんだし、
日中寝ればいいじゃない
と思い実行します。

我ながら、考えました。
当時のメンタルにしては、
よく考えたと思います。

しかし、そこにも刺客が。


刺客

この頃、以前ここにも登場した丸さんが、
1日中何度となく
私の部屋を訪ねて来ていました。

丸さんの登場回はこちら。



おかげで、彼女の足音やノックが
恐怖の的になりました。

寝ているので勘弁して欲しいと頼んでも
聞く耳を持ってもらえず。

あるときは

「薄衣さんに、
    絶対知って欲しいことがあって」

と情報提供に来たのですが、
正直ど~でもいいことだったので、

「その情報は、今の私には不要なんです」

はっきり、それでもやんわりと優しい声でお伝えしたところ、



逆に



「私だって喋りたいのよ!」

怒鳴られました。

ワシ関係ないやん!

しかしこれはどうしたものか・・・

困りました。

このあともノックは続くのです。

私は、彼女の来訪を


「地獄の千本ノック」


と呼び毎日おびえて過ごしました。
おかげで、当時廊下を歩く人々の足音が
聞き分けられるようになりました。



恐怖って、
人間の感覚を研ぎ澄ますんですね


日頃トシのせいか、病気のせいか
耳鳴りの多い薄衣ですが、
この時ばかりは違いましたね。


こんな風に当時、私は病室にいるときさえも
落ち着けない日々を過ごしていました。




振り返ると


地獄の千本ノック

昔の少年野球のノックのがよほどマシです。

これも後日知ったのですが、
我が病棟では、
そもそも他の病室を訪ねること自体
禁止です。

知りませんでした。

いつもながら、

困っているのなら、


看護師に早いとこ相談
すればいいのですが、
この時の私は本当にその発想が無いですね。

睡眠不足のこともそうですが、
もっと早々に対処しておけば
あんなにしんどくならずに済んだのに。



今だから、そう思えます。
当時は出来ませんでした。


今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。


続きます。

今回お借りしたタイトル画像は
着ぐるみさんのイラスト1000本ノック。

私も気持ちは泥んこでした。

ありがとうございました。

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