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国際結婚、うまくいく秘訣


昨今日本でも国際結婚カップルが多くなってきたようですね。フランスでは9対1くらいの割合で日本人女性とフランス人男性が国際結婚し、日本人男性とフランス人女性のカップルは超少数派のような印象です。
さて、国際結婚で成功する秘訣があればと思い、ちょっと考えてみました。あくまでも私個人の経験となりますことご了承ください。
順序として書いてみます。

1.ベストはお互いの言語を中級以上までマスターできていればかなり良い。
本当はそれでも足りないのだが、人生そう簡単にはいかない。
片方が相手の言語(例えばフランス語)で初級中級くらいだと年数が経つにつれて欲求不満が蓄積する傾向があるので、ベストはお互い同士が二カ国語を自由に使える環境があること。コミュニケーションには言語の上達という次元と、ほかに文化理解の次元があり、この後者の不足や欠落は埋めがたい場合があるということを理解しておくこと。

2.お互いの文化を尊重できること。相手の文化を少しわかってくると、悪い面も気になるところ。相手の文化の悪い面をあげつらい議論するのは不毛。ただ日本とフランスというお互い長い歴史文化がある国同士は、初めはひかれあうようだが、お互いのプライドが高すぎて邪魔することになることも大いにある。

3.性的な結びつきは思っている以上に大事なので、くれぐれもマンネリには気を付けること。

4.相手の御両親や家族とはつかず離れずを基本にほどよいスタンスを保つこと。批判や中傷誹謗はできるだけ避けること。

5.子供ができると、今までの二人きりの世界から三角形の世界が誕生するので、子供の教育にはじっくり時間をかけてお互いの意向を確認し合うこと。だが子供の教育ではお互い意見が分かれることが多い。その際お互いの同意できることを基本に折り合いをつけていくこと。
また子供が生後3~6カ月後からは、川の字のように夫婦子供いっしょに寝るのではなく、夫婦の寝床と分けて子供を一人で寝かせるようにすること。

6.お互いの成長曲線をよく理解していくこと。結婚して年数が経ってくると、お互いの趣味や興味や嗜好も変化していく。それをよく理解しできるだけ見守り見極めていくこと。

7.万が一片方が浮気しても、それは一時的なものなのか、あるいは相手の人生における難しい時期のものなのか(例えば親を喪失するとかで不安定になるとか)見極めること。結婚7年目と40代の危機と呼ばれる時期には特に注意。

8.恋愛から安定期の愛情への移行と、単なるマンネリになったかどうかを見極めること。相手の人生への興味や尊敬の喪失は重症。

9.基本中の基本だが、お互いが出会った日や結婚記念日やバレンタインデーや相手の誕生日などを祝うこと。日々の家庭の仕事や子供の育児教育に感謝する気持ちを「伝えること」を忘れないこと。

10.    究極は、お互いに相手の国籍や文化と結婚するわけではなく、あくまでも相手の人間性、一個人と結婚するわけだから、相手の個性とその進化していく方向性をよく見守り、お互いともに進化発展していく努力を怠らないこと。
 
以上、思い浮かぶことをざっと書いてみました。それぞれのカップルには特有の事情があると思いますので、かならずしも当てはまるわけではないかもしれません。

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