skystar/思索の旅路ブログ

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フランス在住放浪人の思索ブログ。フランス生まれフランスと日本育ち。パリの下町から天空のヒマラヤ山脈の秘境、南国フィリピンの超絶透明な海、日本の太平洋岸まで。海外ひとり放浪癖。日常や旅への思い、思索、人生観、記憶の断片、インスピレーション、紀行文、エッセイなどを綴っています。

最近の記事

恋愛大国フランスの性事情。セックスレス大国に?

さて今回は、最近フランスで話題になった恋愛大国のフランスが出生率の低下の原因として、草食化、セックスレス化しているという、今回初めて明らかにされた調査をもとに衝撃的な報道に関する記事をご紹介します。 なぜフランス人のセックスが減ったのか? 禁欲、映像スクリーン(テレビやネットやSNSなど)との競争、無性愛......最新のIfop調査は、「性不況」の理由のベールを脱いだ。 フランスの出生率の低下(Insee、2024年)は、出生数減少の原因についての議論を巻き起こしてい

    • 国際結婚、うまくいく秘訣

      昨今日本でも国際結婚カップルが多くなってきたようですね。フランスでは9対1くらいの割合で日本人女性とフランス人男性が国際結婚し、日本人男性とフランス人女性のカップルは超少数派のような印象です。 さて、国際結婚で成功する秘訣があればと思い、ちょっと考えてみました。あくまでも私個人の経験となりますことご了承ください。 順序として書いてみます。 1.ベストはお互いの言語を中級以上までマスターできていればかなり良い。 本当はそれでも足りないのだが、人生そう簡単にはいかない。 片方が

      • フランスで日仏国際結婚について

        今回は、フランスの恋愛と結婚事情、日仏国際結婚について書いてみます。 今までどれほど多くのフランス人男性と日本人女性のカップルを見てきたか、 そして聞いてきたことか? 私の職場の回りは日仏国際結婚の墓場となっている、 例外なく全滅、みんな離婚している。 これから話すことは私がフランスで生まれ育ってきて、その長年にわたるフランス人の印象。 もちろん例外やそうではない人も多いと思うので、私一個人の印象という点であることを ご了承ください。 日本人女性がフランス人男性と結婚し

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        • フランスで暮らして日本っぽいと感じる13の光景

          今回はフランスで暮らしていて日本っぽいと感じることを13個挙げてみました。 1.時々、無性に卵かけ納豆ごはんを食べたくなるとき。この時はもう食べ物の外観とか関係なくストレートにぶっかけ納豆ごはんが食べたくなる。またパリのラーメン店の前でラーメンの匂いを嗅ぐとき、どこかの日本のラーメン店街で食べたラーメンを思い出すとき。 2.パリの日本や韓国・中華食材店に行ってお米を買うとき。味噌とのりは足りているかと確認するとき。 3.日本人とあいさつするときに、相手と視線が合ったらす

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          日本よりフランスの方がイイと思う10のコト

          皆様、フランス・パリ暮らしはどうなのか?と気になる方もおられると思いますので、以下に10にまとめてフランス暮らしのちょっとイイ点を書いてみました。これはあくまで私個人の感想です。 1.アパ―トが集中暖房が多いこと パリでしか生活していないが、集中暖房だと家に帰ってきても温かくTシャツでいられる。日本では灯油をわざわざ石油ストーブに入れる作業がこちらではいらない。最も近年は集中暖房ではなく電気やガスのところが多くなってきていて、最近のインフレで電気代ガス代が爆上がりしている

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          フランスの暴動について

          パリ郊外ナンテール市で6月27日に発生した警官による少年射殺事件をきっかけに、全国で暴動騒ぎが続き、7月1日から2日にかけての夜にも、前日までよりは下火になったものの、5日連続で騒乱が発生しました。 当初は、事件があったパリ郊外に騒乱が集中していましたが、その後は大都市を中心に全国に広がりました。花火を投擲物代わりに使う治安部隊への攻撃や、警察署のほか、市役所や学校などの公共施設を狙った破壊や放火、市長宅襲撃、公共交通機関(バス、トラムウェイ)を狙った放火、さらに、商店を狙

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          今にフォーカスする生き方

          多次元的な時間 私たちは、ほぼいつも今現在に集中しているわけではなく、過去のことを思い返したり、未来のことを思い描いたりしている時間も多いのではないでしょうか? いわば、今に生きているのに過去にも未来にも目を向けている多次元的な時間を生きていると言えます。 過去に目を向けている時は、自分が生きてきた何十年もの時間の中の、ある限られた過去に焦点を当てていたり、未来のある瞬間や境遇などを想像したりしています。 これら過去、現在、未来のどれにも同時に生きていることは疲れること

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          パリの今とひと昔前

          2021年度の調査では、海外に住む日本人の多さでパリは世界22位とのことです。 1位はロサンゼルス、2位はバンコクとのこと。 最近のパリでは和食、懐石、居酒屋、ラーメン店などが空前の大流行で、もうどの和食レストランが何店あるか数えきれないほどあり、毎回どこに行くか迷うほどたくさんパリに進出していて、わざわざ年一回日本に一時帰国することなく日本料理をパリにいながらにして堪能できるのがうれしいです。 ほんの50年前のパリでは、日本から数年に1回帰国して醤油を持ってきて少しづつ

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          個人から分人主義へ(複数の自分という立場)

          数年前に小説家の平野啓一郎氏によって提唱されたこの「分人」という概念は、 現代の分散化された人間の立場を言い表したものとされています。 個から複数の自己 たしかに私たちは、もはや一人しかいない分割不可能な本当の自分という個人より、さまざまな人々との関係の中でそれぞれの人と関係を結び、それぞれに対応する自分が複数いるということの方がより真実に近いといえると思います。また、好きな趣味や本や環境においてもそれぞれの本や場や分野との関係でそれが好きなそれぞれの自分がいるということ

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          1ミリ1秒の重み、気づくと途方もない成果に

          現在の自分が進むべき道で大きくリードしているのか後退しているのか気になることがある。 できるなら日々行わなければならないことで、先に進めたいことはたくさんある。先に進めているつもりでも、途中から他の問題があることがわかり、一気にそのことをフォローし始めて、全体的には後退していると思うこともしばしばある。 物事の進退状況はとかく主観的なものだ。 例えば、日々走っていて、毎回タイムを計っているが、ある日は1分くらい早く走れる時もあれば、ある時は1分くらい遅くなってしまうこと

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          人生の前半より後半の方が幸福度が高くなるということ

          人生の前半の時より後半の方が幸福度が高くなるということ。

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          自己実現願望は、新たな罠、落とし穴?

          今の世の中、自己実現や開発の方法、自己投資セミナー、自己最適化のための自己啓発の本であふれかえっています。 人々はもっと消費しろ、もっと働け、もっと自己成長しろ、もっと生産しろ、もっと良い結婚相手、もっと上のキャリア、最も効率的な生き方は?などと 追いまくられているような世の中に生きていると言えるでしょう。 こういった傾向はすでに社会や経済のシステムの中に組み込まれ、自己実現難民を生じさせ人々をあらたに抑圧していると言えると思います。 SNSでは人々が常に喜んでいるようなキ

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          パリで暮らす(住宅事情)

          ぶっちゃけ花の都パリの住宅事情ってどうなの?

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          ファッションの都パリでショッピングをしない理由

          先週土曜日にひさびさに買い物をしようかなとパリ中心部のショッピング街に行った。 春になってボーナスも入ることだし、もう20年以上着古しているティンバーランドのパーカーがさすがに古くなったので買い換えようと思ったのだ。 しかし、行ってみるとどこにも自分が探している色やデザインの服がないことに気づいた。 ファッションの街パリで気に入るデザインの服がないなんてあり得るのか?と思うかもしれないが、 信じられないことに自分にとってはパリで買うフランス製の男物用の服や時計やカバンなど

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          花の都パリで暮らすってどうなの?

          私がパリで生活していてとても良いと思う点は、ざっと見ても5つほどある。 よく言われるパリの美しい街並み、歴史や建築、美術館やアートなどの文化面は今回脇に置いておいて、もっぱら生活者として見てみる。 もちろん、今から話すことは私という一個人の感想なので他の意見も多いと思う。 また今回は物価の高さもとりあえずわきに置いて見ていく。 一つめは、医療だ。 生活習慣病予防系の医薬品なら医療保険でほぼ全額カバーされるのでお金を支払うことがないし、 医者に診てもらうのも比較的すぐ予約が取

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          離婚、そして息子との絆

          先週、とうとう22歳の息子が初仕事のために南仏のトゥールーズに旅立った。 今日から、欧州航空宇宙大手の会社で6カ月間の研修である。 父親になって、息子がとうとう大人の仕事に就くということは感慨もひとしおだ。なんか長年背負ってきた父親としての務めから解放されたような、ほっとした気分がした。 思えば、息子が8歳の時に私は離婚した。 その時強く思ったのが、離婚しても息子の父親として息子の成長を身近で見守るという決心だった。 離婚してすぐの時、お父さんはお前を見捨てないよ、とい

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