このあいだ

27さい。映画とカメラがすきです。 知っている人には自分の弱いところをみせられないので…

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27さい。映画とカメラがすきです。 知っている人には自分の弱いところをみせられないので、ここで、そっと、考えをまとめさせてください。 写真は基本的に全て自分で撮ったものを使っています。

記事一覧

引っ越す家へのラブレター

2024年5月7日、わたしはあなたのもとから離れました。 恋人と新しい生活を始めるためです。 わたしにとって唯一1人で生活を営んだ場所となったあなたには、たくさんの思い…

このあいだ
2週間前
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13年向き合ってきた体調の記録

わたしはもうじき28歳になる。 そんなわたしにはおよそ人生の半分を一緒に過ごす相棒がいる。病気だ。 長いことうつ病と診断され、2年ほど前にⅡ型双極性障害と診断され現…

このあいだ
1か月前
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彼氏のいなかった4年9ヶ月を振り返る

恋人ができた。4年9ヶ月ぶりに。 18歳で付き合った彼氏と22歳のときに別れて、それ以来ちゃんとした彼氏ができていなかった。 何もしていなかったわけではない。マッチン…

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1か月前
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自分にとっての愛の正解を見つけたかもしれない

自分をなかなか好きになれない人や、人に急に嫌われてしまう昔の自分みたいな人、理想のカップル像に囚われる人にも読んでほしい。 エーリッヒ・フロムの「愛するというこ…

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1か月前
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HSPは歯科衛生士に向かないと思う自分なりの6つの理由

少し前に、Twitterなどネット上でHSP(Highly Sensitive Person)という言葉が話題になった。 わたしは歯科衛生士として歯科医院に約2年半勤務した。 12年ほど前にはうつ病…

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2か月前
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心の病気ってアレルギーに似ている。

メンタルの不調は他人に理解してもらいにくい。 「仕事に行けないんです」が、理解してもらえない。 カウンセラーさんから 「身体が動かなくなるのは、自分がストレスを感…

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読む価値のない、生きるのがつらいよって話。

ときどき、自分があまりに生きることが下手すぎてつらくなる。 ただでさえ知らず知らずのうちに失敗して、自分に返ってきてつらくなってるのに。 もともと自分は不器用な…

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身近な人に「大丈夫じゃない」と言える日は、くるのだろうか。

「風邪、気をつけてね。」 「一人で帰れる?」 誰かからわたしのことを気遣う言葉をもらったとき、わたしはいつもこう答えてしまう。 「大丈夫です!ご飯もりもり食べて…

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ずっと、泣きたかった。

6月7日、午前10時。 その日は、(わたしにとっては)なんの前触れもなくやってきた。 君はひととコミュニケーションをとるのが苦手なようだから、 人と関わらない部署に移…

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今日の日記「人を好きになること」

エーリッヒ・フロムの「愛するということ」という本を読んだから、わたし自身が愛について思っていることを書き留めておこうと思う。 わたしには彼氏がいない。 もう2年半…

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「窮鼠はチーズの夢を見る」の成田凌に思うこと

2021年6本目の映画は「窮鼠はチーズの夢を見る」だった。 実はわたし成田凌の潜伏ファンで(潜伏キリシタンみたいな) 好きっていうとミーハーみたいで抵抗あって言わない…

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498円で「季節」を買った

2020年、今年買ってよかったものを見るのがちょっと好きで、自分が今年買ってよかったものってなんだったかな、と思い返してみた。 1番高かったのは、Mac。2番目はフィルム…

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コロナ禍の誕生日プレゼント

遠距離恋愛をしています。距離は18,375km。日本と、地球の裏側アルゼンチンとの距離です。 わたしが彼と出会ったのは、日本の緊急事態宣言が解除されてすぐのこと。恋人ら…

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地球の反対側の人とイイカンジなので、落ち着いたらちゃんと書きたい。

1

『マリッジストーリー』を観たよ!

年間100本の作品を鑑賞する映画好きの24歳OLの感想シリーズ。(友達に話すと熱くなりすぎちゃうから誰にも見られないここに書くの) 『レボリューショナリーロード』とか…

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新卒1年目で学んだ、仕事がもらえる姿勢のつくりかた

わたしの1年目は大大大波乱だった。 昨年末、専務に呼び出されて言われたのは 「君はこの会社に向いてない。もっとハッピーに働ける場所があると思う。」 という、事実…

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引っ越す家へのラブレター

2024年5月7日、わたしはあなたのもとから離れました。 恋人と新しい生活を始めるためです。 わたしにとって唯一1人で生活を営んだ場所となったあなたには、たくさんの思い出と感謝の気持ちでいっぱいだから。 この気持ちを、最後にあなたに伝えたいと思います。 2021年8月16日。 両親の助けを借りて、海外旅行用のスーツケースひとつでやってきた。 小田急線の駅から徒歩10分。6畳1Kで家賃は54,000円。商店街をずっと歩くので夜でも安心だと両親を説得した。 ずっと憧れていた、遠

13年向き合ってきた体調の記録

わたしはもうじき28歳になる。 そんなわたしにはおよそ人生の半分を一緒に過ごす相棒がいる。病気だ。 長いことうつ病と診断され、2年ほど前にⅡ型双極性障害と診断され現在は投薬治療をしながら生きている。 現在の体調についてはその都度綴ってきたつもりだったけど、今まで自分がこの病気とどんな人生を歩んできたのかその記録をきちんとしたことはなかった。 これからともに生きていく人のため、ここで現時点までの記憶をまとめておく。 症状が出始める発症は14歳の終わり 2011年6月だった

彼氏のいなかった4年9ヶ月を振り返る

恋人ができた。4年9ヶ月ぶりに。 18歳で付き合った彼氏と22歳のときに別れて、それ以来ちゃんとした彼氏ができていなかった。 何もしていなかったわけではない。マッチングアプリは通算2年以上使って1000人くらいとメッセージして、そのうち30人近くとは実際に会ったと思う。婚活パーティや相席屋に参加したのは1回や2回じゃない。合コンも行った。社会人サークルとかも入ってみた。 出会いは山ほどあったわけで、わたしのことを好きになってくれた人もいたわけで、それでも彼氏ができなかったの

自分にとっての愛の正解を見つけたかもしれない

自分をなかなか好きになれない人や、人に急に嫌われてしまう昔の自分みたいな人、理想のカップル像に囚われる人にも読んでほしい。 エーリッヒ・フロムの「愛するということ」を再読した。 これは2年10ヶ月前に初めて読んだ自分へのアンサーでもある。 当時は愛を求め、愛に飢えていたがゆえに愛するということについてうまく理解や実践ができていなかったように思う。 だからこそ自分の過去の恋愛を思い出し、愛されたいと願ってちょっと病んですらいた。 あれから時間を重ねて(具体的には一人暮らし

HSPは歯科衛生士に向かないと思う自分なりの6つの理由

少し前に、Twitterなどネット上でHSP(Highly Sensitive Person)という言葉が話題になった。 わたしは歯科衛生士として歯科医院に約2年半勤務した。 12年ほど前にはうつ病と診断され、約2年半前にⅡ型双極性障害に診断が変わり、繊細な自分と向き合いながら日々暮らしている。 投薬を受けながらこの気質とずっと向き合ってきた経験から感じたことをまとめてみたいと思う。 HSPとは?歯科衛生士の仕事内容は?HSPとは、心理学者のエレイン・アーロン博士によって

心の病気ってアレルギーに似ている。

メンタルの不調は他人に理解してもらいにくい。 「仕事に行けないんです」が、理解してもらえない。 カウンセラーさんから 「身体が動かなくなるのは、自分がストレスを感じることに対しての拒否反応がはっきり出ている証拠。だから、あなたは大丈夫」 と言われたことがある。 それを言われたときに、心の病気はアレルギーに似ている、と思った。 例えば猫カフェで働く人がある日突然猫アレルギーになってしまったら、その日を限りに辞められるだろうか? 今のわたしみたいに、 「代わりの人がいないので

読む価値のない、生きるのがつらいよって話。

ときどき、自分があまりに生きることが下手すぎてつらくなる。 ただでさえ知らず知らずのうちに失敗して、自分に返ってきてつらくなってるのに。 もともと自分は不器用な方だとは思ってたけど、ここまでとは思ってなくて 頑張ってるときは周りがうまく見えなくなってしまって、でもみんなは見えてるからわたしは人より劣っている。 頑張った後に休むのも下手だから休日はずっと横になっている。 失礼をしまったことに気づかなくて、人が怒ったり離れたりして気付くけどでも何が原因かわからなくて人と関わる

身近な人に「大丈夫じゃない」と言える日は、くるのだろうか。

「風邪、気をつけてね。」 「一人で帰れる?」 誰かからわたしのことを気遣う言葉をもらったとき、わたしはいつもこう答えてしまう。 「大丈夫です!ご飯もりもり食べて毎日しっかり寝てます。」 「全然平気。帰巣本能には自信あるんだよね。」 条件反射のように、そんな言葉が口から出ていってしまう。 人に頼ったり弱音を吐いたりするのって、まるでその人に期待してわたしの責任の一端を背負わせてしまうような、そんな感じがする。 だってわたしの大切な人たちは、真摯にわたしを勇気づけたり安

ずっと、泣きたかった。

6月7日、午前10時。 その日は、(わたしにとっては)なんの前触れもなくやってきた。 君はひととコミュニケーションをとるのが苦手なようだから、 人と関わらない部署に移ってほしい。 専務から言われた言葉は、実質の窓際部署異動。 そのあと専務から出てきた言葉は、わたしがいかに他の人に迷惑をかけていて、与えられた仕事をできていないかだった。 遠回しにわたしが発達障害じゃないかと疑われた。 わたしが顧客からいただいた「ありがとう」の言葉も、「今日知られてよかった」という気持ち

今日の日記「人を好きになること」

エーリッヒ・フロムの「愛するということ」という本を読んだから、わたし自身が愛について思っていることを書き留めておこうと思う。 わたしには彼氏がいない。 もう2年半近くになる。 唯一の元彼は、18歳の時に付き合った。 なかなかに気の合う二人だったと思う。 皮肉屋で、世間に対して斜に構えて、どこか鼻で笑っていた。 彼には物心ついた頃から父親がおらず、女手ひとつで3人の子どもたちを育て上げた母親はいつも家にはいなかった。 フロムに言わせれば、母の愛も父の愛も足りていない、大き

「窮鼠はチーズの夢を見る」の成田凌に思うこと

2021年6本目の映画は「窮鼠はチーズの夢を見る」だった。 実はわたし成田凌の潜伏ファンで(潜伏キリシタンみたいな) 好きっていうとミーハーみたいで抵抗あって言わないようにしてたのだけど わたしが思う「この人こんな役やらせたらほんとピカイチだよね」を詰め込んだ作品だったように思う。 好きなのに思いが伝わらない。軽々しく愛の言葉を口にしてしまうけど、振り向かれることはない。そんな役。 振られるときの顔好きなんだ。考えてることを間とか仕草とか表情で伝えてくる。 「成田凌く

498円で「季節」を買った

2020年、今年買ってよかったものを見るのがちょっと好きで、自分が今年買ってよかったものってなんだったかな、と思い返してみた。 1番高かったのは、Mac。2番目はフィルムカメラのCONTAX T2。 わたしの写真ライフを彩るであろう彼らの活躍は来年以降に譲るとしよう。 今年1番買ってよかったものは、498円で買った「季節」だった。 ペットを飼っていないわたしは、緊急事態宣言下にクロホウシという観葉植物に”草子”と名前を付けそれはそれは大切にしていた。 水をやり、毎日テレビ

コロナ禍の誕生日プレゼント

遠距離恋愛をしています。距離は18,375km。日本と、地球の裏側アルゼンチンとの距離です。 わたしが彼と出会ったのは、日本の緊急事態宣言が解除されてすぐのこと。恋人らしくなったのは、10月も半ばを過ぎてからのことでした。 わたしたちは直接会ったことがありません。毎日のLINEと週1,2回のビデオチャットだけの、画素数の限られた関係です。 だからこそ、彼に何かを贈りたい。画面越しでなく、直接触れられる何か。 結果からいうと、それはできませんでした。 現在時点でも、国際

地球の反対側の人とイイカンジなので、落ち着いたらちゃんと書きたい。

『マリッジストーリー』を観たよ!

年間100本の作品を鑑賞する映画好きの24歳OLの感想シリーズ。(友達に話すと熱くなりすぎちゃうから誰にも見られないここに書くの) 『レボリューショナリーロード』とか『ブルーバレンタイン』と同じ感じかなと思ったけど、それより少し明るいからこれから観る人は安心して。すこーしね。 これまで幸せだった生活があるからこそ、離婚をテーマにした作品ってすごく苦しい。 第三者がズカズカとこれまでの生活に踏み込んで、これまでのなんとない出来事も、話したこともみんな都合のいいように捻じ曲

新卒1年目で学んだ、仕事がもらえる姿勢のつくりかた

わたしの1年目は大大大波乱だった。 昨年末、専務に呼び出されて言われたのは 「君はこの会社に向いてない。もっとハッピーに働ける場所があると思う。」 という、事実上の退職勧告。 仕事がもらえなかった。始業から就業まで、「さて何をしよう」と頭をひねっていた。 そんなわたしは、今3つのセミナーの講師になった。忙しい部署に異動になった。いろいろな人から声をかけてもらえるようになった。 10ヶ月で何が起きたのか。 もちろん運もあったと思う。 でもやったことはただひとつ。