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僕たちの相対性理論

物理法則が、それを表現する座標系が変換しても形が不変であるところから、あらゆる座標系は互いに対等であり、相対的である。

「相対性理論とは」コトバンクより

「大人になってからのほうが時間が過ぎるのが早い」とよく言われるが、実際にそうだと思う。

3歳児の1年間と30歳の1年間ではその総量に占める割合が違うから当たり前だってなるかもしれないが一旦置いておく。

なんでこんなにも大人になってからは時間が過ぎるのが早いのだろうか。
気づいたら数年過ぎていて「エッ…」ってなる。

私はちいかわではない。

このことについて真面目に考えてみると、大人になってからの毎日はほぼ同じことの繰り返しだからだと思った。

毎朝同じ時間に起きて仕事にいき、同じ仕事をこなして家に帰る。
家に帰ってからも同じルーティンでご飯を食べ、風呂に入り寝る。
そして次の日へ。

同じことを繰り返していて、刺激がないからただぼんやりと時間だけが過ぎ去っていって気づいたら数年過ぎてたなんてことになっている。

子供の時はそうはいかなかった。

見るものすべてが新しくて刺激的で、うれしいこと楽しいこともあれば、悲しいことや苦しいこともたくさんあった。

早く大人になりたくて、夏休みになるのが待ち遠しくてそれでも毎日が楽しくてわくわくしていた。

今も週末は待ち遠しいけどそれは置いておく。

時間の感じ方の違いは、この"刺激"という部分が大きく関わっているんじゃないかと思う。

ただ、ここで一つ反例がある。

例えば大人になって子供がいる人は、その子供の成長が毎日の刺激になっているだろう。
子育ては毎日大変で、気づいたら子供が大人になっていたなんて話も聞く。

こう考えると"刺激"が多いほうが時が過ぎるのを早く感じられるのではないかとも思う。
なにかに熱中しているともうこんな時間かとなることも確かによくある。

アインシュタインいわく、時間の長さは相対的なものだそう。

私たちの時間の長さは一体だれが決めているのだろう。

おわり

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