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私の足。朝が来るまで。


夕暮れを見ていたら、あの日のカラスを思い出した。

また自転車に乗っていた。毎日だった。



今は家に帰ってきても、食卓に母の料理は載っていない。

そうか。もう私だけで生きていく意味などない。



やっと涙が流れた。

戻ってきた。ほっとする。



いつかのその時、私は今日の夕暮れを思い出すのだろうか。




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