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「書くことから逃げるのをやめた」成田昌多朗さんインタビュー【受講生課題記事】

※こちらはco-ba school「ライティング基礎ワークショップ」の受講生が、課題として作成したインタビュー記事です。

幼い頃から志していた建築の道で独立された成田昌多朗さん。なぜ、sentence主催『co-ba ライティング基礎ワークショップ』を受講したのか、今後についてどのようなビジョンを持っているのか、お話を伺いました。

—まず、今のお仕事について教えてください。
成田さん:今は建築の設計と工事を請け負う会社をやっています。去年の12月末に㈱三井不動産リフォームを辞めてから徐々に一人でやり始めて、明後日2018年3月10日に正式に独立します!

—おめでとうございます!独立は元々考えていたんですか?
成田さん:はい。独立は社会人1年目からずっと考えていました。今、社会人15年目なんですが、建築業界で3回転職して、今回ようやくです。

—建築自体にはいつから興味があったんでしょうか。
成田さん:高校生の時に観たドラマで「建築士ってかっこいいな」って思ったのがきっかけです。ただ、幼い頃から建築には興味があったみたいです。祖母と一緒に街を歩いていて、建築物を見ては「このおうちはいくらかなぁ?」と聞いちゃう子どもだったと聞いています。なんでだろう?と考えたんですが、曾祖父が教会を建てる専門の大工だったんですよ。その影響はあるのかもしれません。
学生時代も、建築を学ぶために理系に進みました。理系といっても、好きな科目は音楽・体育・家庭科・図工で、算数や物理は嫌いでしたが。

—今回、なぜ『ライティング基礎ワークショップ』に参加されたんですか?
成田さん:最初は、独立に向けて会社のサイトを作らなきゃ!って思っていて。独立して会社という看板がなくなったので、一人でやっていくにあたって、今の状況だととてもじゃないけど不安だなと。危機感からですね。これからは、自分がやっていること・やっていきたいことを、看板なしでもきちんと伝えていかなければいけないと思ったんです。

—実際に参加してみてどうですか?
成田さん:難しいです。話すことよりも書くことの方が、僕にとっては難しい。今まで書くことから逃げてきたんですよ。建築においては、論文を書く代わりにオブジェを作る、とかだったので。書くということを全くわかっていなくて、幼稚園生の状態です。だからこそ、書く力を身につけることで、自分の文章やプレゼンテーションに表現の幅が出ると感じています。伝えることの手段の一つとして、書くことを強化していきたいですね。

—これからのために、書くことに向き合ったんですね。では最後に、今後のビジョンがあればお聞かせください。
成田さん:見えない未来を楽しみたいという想いもあり、先のことはあまり考えないようにしています。目の前の仕事でいっぱいいっぱいっていうのもありますが。ただ、「建築で困ったらこの人に聞けば良い」と思ってもらえるようになりたいです。建築業界においてお互いに頼り頼られる関係を作っていって、社会や人のために役立っているっていう実感が持てれば良いですね。
今は日銭を稼ぐのに精一杯ですが、今回身につけたライティングスキルは、これからの自分にすごく活きてくると思います。今までは書くことから逃げていましたが、それを補うのは自分なので。ひとまず、仮オープン状態の会社は次第に変わっていくはずです!

(インタビュー・文/山田美緒)

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