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うるせー!

今まで話すことがタブーだと思ってたこと。
父親のこと。

私はどんな形でも父親が好きだ。何度捕まろうが何度金の無心をされようが、何度お母さんとの仲を取り持ってくれ。と言われようが
私はお父さんという概念が好き

本やドラマに出てくる、厳しくも愛に溢れる父親像に何度励まされたか、
クレヨンしんちゃんでも、ドラえもんでも、彼らのお父さんはいつもちゃんとお父さんをしていたと思う、
気が弱くとも芯は強くて、いつでも子供たちを見守り支えてきたと思う。
そんなお父さん像を私の父親に当てはめた時に、性別ぐらいしか同じところは無いけれど、
それでも私は父親が大切で好きだった

悪縁を断ち切りたくて、連絡を取らなくなったけど、
心ではいつも、
元気でいるかな。とか
また悪いことしてないかな。とか
ちゃんと働いているだろうか。とか
気になってしまう。

知らない人はそんなん父親だと思わなくていい。私は私の人生を歩みなさい。って言ってくれる。私のことを思って言ってくれる。
けれど私の父親は彼1人なのだから、簡単に振り切れるわけが無い。
助けがなくて、心細くて、泣きながら彼に電話をしたあの日、当時は小学2~3年生とかだと思う。
父は私に特に何をしてくれたわけでもなくて、私が親からの愛情を諦めたあの日

あの日の話を酒を酌み交わしながら母にした時、「なんで私を頼ってくれなかったの、そんなふうに思ってしまったなんて知らなかった。なんでお前は家族に甘えないんだ、」って言われてしまったけど
私があの日求めたのは父親だったのだからしょうがない。

それに母は無条件で姉の方が好きなんだろう。と思っていたのもある。
私のことを好いてくれるのはお父さんしか居ない。と藁にもすがる思いだったのだと思う

それだけ私の中で大きかったお父さん。
誰も助けちゃくれない。親も私の事なんか嫌いなんだ。ってあの日確かに思ったのにも関わらずいつか私が好きだったお父さんが戻ってくるという希望が、これまでの私の支えだったのかもしれない

それも今日までにしようと思う。
もう終わりにしよう。

今目の前にいる大切を大切にしていこう。
大好きだったお父さん。これまでありがとう。お前なんか大嫌いだ。

私の大切を精一杯守ります。