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プレイリスト「良い」を作った話

 あの、タイトルの通りです。今回はApple musicでプレイリスト「良い」を作った話をします。

 作ろうと思ったきっかけは高校時代の親友との通話でした。私も彼女も高校大学と軽音で音楽をやっていて、通話のたびに音楽の話をします。特に大学の軽音サークルの雰囲気が真逆なのでよく盛り上がります。
 私の大学のサークルは音楽に詳しすぎる捻くれ者の集まりなのに対し、彼女の大学のサークルはあまり音楽に注力している人は少ないそう。
 私は周囲の情報力についていけないし、彼女は好きな音楽を周囲が誰も知らないので盛り上がれず、自ずと互いに「こいつに話せば良い!」となりました。

 そんな友人は最近色んな人に「エモい」プレイリストを作って送ってもらい、新しい音楽との出会いを楽しんでいるようでした。なにそれ、おもしれー!!となり、私も作ったら送るという約束をしました。

 まずは自分のダウンロード曲をとにかく網羅し、思い入れの強い曲や心にグッと来る曲、いわゆる「エモい」と思う曲をセレクトしてみました。
 当然あれ、多くね?となります。特に私はGalileo Galileiが大好きで、思い入れセレクトだと数十曲がエントリーしてしまうということに気付きました。他にもチャットモンチーやアジカンは分かりやすくいやーエモいってやつだろこれは!という曲が多すぎて困りました。

 そんなこんなで楽しみながら頭を悩ませ作ったプレイリスト、共有だと支障が出るのでここにズラーっと書いてみます。長いです。

1.世界が終わる夜に/チャットモンチー
2.染まるよ/チャットモンチー
3.若者のすべて/フジファブリック
4.少年/おとぎ話
5.COSMOS/おとぎ話
6.アーケード/カネコアヤノ
7.祝日/カネコアヤノ
8.世の中のことわからない/キイチビール&ザ・ホーリーティッツ
9.東京/きのこ帝国
10.クロノスタシス/きのこ帝国
11.春と修羅/きのこ帝国
12.東京/くるり
13.琥珀色の街、上海蟹の朝/くるり
14.GIRL AT THE BUS STOP/シャムキャッツ
15.アニー/ズーカラデル
16.cream soda/スーパーカー
17.夜王子と月の姫/セントチヒロ・チッチ
18.透明少女/ナンバーガール
19.風をあつめて/はっぴいえんど
20.卒業/バレーボウイズ
21.深夜高速/フラワーカンパニーズ
22.ミッドナイト・バス/ラッキーオールドサン
23.二十一世紀/ラッキーオールドサン
24.旅するギター/ラッキーオールドサン
25.あなたは煙草 私はシャボン/ラブリーサマーちゃん
26.ぶらんこ/リーガルリリー
27.ネバーランド/andymori
28.光/andymori
29.CITY LIGHTS/andymori
30.16/andymori
31.夏休みの、おわりと、はじまり/aoihr
32.ある街の群青/ASIAN KUNG-FU GENERATION
33.ムスタング/アジカン(長いよ)
34.ブルートレイン/アジカン(長いって)
35.なにもしらない/BBHF
36.夏の日の午後/eastern youth
37.バナナフィッシュの浜辺と黒い虹 with Aimer/Galileo Galilei
38.ハローグッバイ/Galileo Galilei
39.神様のヒマ潰し/GO!GO!7188
40.エイリアンズ/キリンジ
41.明るい未来/never young beach
42.BROTHER/OKAMOTO'S
43.SAYONARA/SAKEROCK
44.サリンジャー/The SALOVERS
45.9月になること/teto
46.ロマンチック/The Whoops
47.Forever/Ykiki Beat
48.コーヒーブルース/高田漣
49.後悔/柴田聡子
50.くだらないの中に/星野源
51.月の丘/青葉市子
52.夜間飛行/石崎ひゅーい
53.シーベルト/石崎ひゅーい
54.ビューティフル/毛皮のマリーズ
55.Boy/踊ってばかりの国
56.ghost/踊ってばかりの国
57.KYOTO/浪漫革命
58.バクのコックさん/ハヌマーン


 多い!長い!特にアジカンは打つの面倒すぎて省略しました、、、。一部カバー曲などもありますがとりあえずこんな感じです。あくまで「私主観」で、結構曲自体というよりそれに付随する思い出が大事だったりするので、一見「あれ?」て曲も混ざってたりします。終始情緒は不安定でジェットコースター状態ですね。

 このプレイリストを作ってみて思ったことが、「エモい」てなんだろうてことです。エモーショナルが語源であり、なんらかの感情が強く揺さぶられることというのはざっくりと理解しています。そこで、そもそも感情なんて複雑で様々で個人差があるのに、その馬鹿でか概念を括ってとにかく感情が動けば全部「エモい」てだいぶ大雑把だなあと思ったわけです。

 実際「世界が終わる夜に」は寂しさや切なさという部分を揺さぶられるのに対し、「サリンジャー」は苦悩や迷いを歌ってる曲ではあるけれどどちらかというとポジティブというか、前に進もうという感情が湧き上がります。「春と修羅」は寂しさや切なさという感情が根本にはあるけど、それを怒りや過激な言葉で表現することで吐き出しているように感じます。
 あと季節も風邪引くレベルでごちゃ混ぜですね。「春と修羅」「夏の日の午後」「9月になること」が混在してます。感情は人生に常に付き纏うものなので、春夏秋冬あるのは当たり前といえば当たり前なようにも思います。

 ここまで結局何が言いたいんだと思いますよね、私も思ってます。まあ要はなぜプレイリストの名前を「エモい」ではなく「良い」にしたのかという話をしたかったんです。
 これまでの通り「エモい」という言葉は便利に使われすぎて、考えることを止めさせてしまう気がするんです。やばいと同類ですね。「エモい」とは何かを考えながら聴くとこんなに曲ごとに伝えたいことやどんな感情に訴えかけてくるのかが分かるのに、「エモい」と言ってしまえばそこで終わってしまう。だから、このプレイリストには「良い」と名付けました。
 「良い」曲って人によって違うと思うんです。そこにはもちろんそれぞれの経験や感情、思い入れなどの内的要素のほか、音質とか声質とか、リズムとか構成とか、曲自体の要素も加わります。   

 あえて「エモい」以上に広範囲な意味を持つ「良い」という言葉にすることで、自分にとっての良い曲はどれか、これを送った親友はもちろんこんな駄文をここまで読んでくれた皆さんも考えてみてくれたら嬉しいです。

p.s.皆さんの「良い」曲をぜひコメント欄で教えていただけたら嬉しいです。もちろん聴いてみた!や私もこの曲、バンド好きですというコメントも嬉しいです!

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