ご無沙汰しております。パプアです。

引き続き「コンサル業界を志望してます！」という方のご相談を多くいただきますが、コンサル業界と言っても、「戦略や総合」「外資・日系」「大手・ベンチャー」等いろいろありますよね。

今回はその中でも「戦略コンサル」「総合コンサル」の2つで大別して、それぞれの特徴と向いている人をご紹介したいと思います！

1. 戦略コンサルの特徴・向いている人

「戦略コンサル」と言えば、コンサル業界の花形ですよね。BCG、McK、ATK、RB、ADL等世界を股にかける大企業ばかりです。

さっそくですが、戦略コンサルは以下のような特徴があります。

やはり最も特筆すべきはその名の通り、あくまで戦略設計がメインであることではないでしょうか。戦略コンサルタントは圧倒的な分析量と圧倒的な頭脳を用いて、高クオリティな戦略の青地図を描いて、それを企業へ提示するところまでがバリューとなります。したがって、ほとんどの場合、実行支援を伴いません。

加えて、少数精鋭部隊であるため、各人の裁量が大きく、基本的には相手企業のEOと対等な立場で折衝を交わすことになるため、思考量と観察眼は非常に優れたものが求められます。

また、戦略設計以降は求められないため、プロジェクトの期間も短いものが多いです。短期間で良質なアウトプットが求められるのも大きな特徴ですね。

以上の点を踏まえると、「実行支援までをボクは見届けて成果まで一緒に挙げたいんだ！！」とか、「より現場に近い位置で、実務に対する業務改革を支援したい！！」という方にはあまり向いていないかもしれません。また、「少しでも長く一つの企業とお付き合いをしていきたい」という方も同様ですね。

逆に言えば、「大企業の未来に向けた舵取りを一緒に先導したい！」という方には大いに向いているファームだと思いますので、そういった方には大いにおすすめしたいです！

2. 総合コンサルの特徴・向いている人

「総合コンサル」と聞くと、BIG4と呼ばれるデロイト、KPMG、EY、PwCがの名前をまずは思い浮かべるのではないでしょうか。その他にもアビームやベイカレントなど有名企業どころがたくさんあります。

私も大手ではないですが、中堅どころの総合コンサルで働いてますので、実体験に基づくと特徴は以下があげられると思います。

他コンサルファームと大きく違うのは、実行支援を伴うことですね。総合コンサルも戦略設計や改善計画を立てることはしますが、戦略を確立した後は、クライアントの作業者たちとともにプロジェクトマネージャーとして実行作業を行っていくことが通常です。ここが総合コンサルタントの一番のバリューですね。

総合コンサルタントももちろん裁量も大きく高いレベルをクライアントから求められますが、大手企業だと大規模プロジェクトが大多数を占めるため、各人のパイは戦略コンサルよりは小さくなります(プロジェクトにもよりますが、傾向的には)。

なので、頭も求められますが、現場の作業を熟知して、時には作業者になれるほどに、現場レベルでキャッチアップを行う大変さがあるのが総合コンサルの大きな特徴ですね。

上記を踏まえると、「私は現場レベルで改善支援を行いたい！」「上流で動くより下流の方で動く方が得意！」という方は総合コンサルに向いているかと思います。

逆に、「手までは動かしたくない」「エグゼクティブレベルと常に折衝を行う経験を積みたい」という方は、戦略コンサルの方が向いていますね。ぜひ参考にしていただければと思います。

3. おわりに

今回は「戦略コンサル」と「総合コンサル」の特徴と向いている人について綴らせていただきました。

総合コンサルで働いてみてやはり日々感じますが、戦略コンサルは本当に上流までの支援に留まるため、戦略コンサルは深いインプットが求められますが、総合コンサルは幅の広いインプットが求められる傾向ですね。また、総合コンサルは実行支援まで伴うので、戦略計画どおりに、成果があがったさいは喜びもひとしおです！

次回は「大手コンサル」と「ベンチャーコンサル」の違いを書き留めようと思います。コンサル業界への転職の一助となればうれしいです。

それではまた次回お会いしましょう✋

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