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テストで大切なのは慣れと心の余裕

中学1年生の長女は、先月から学習塾に通い始めました。塾は私が最寄り駅から帰宅するルート上にあるので、授業のある日は塾に立ち寄り、長女を連れて帰っています。

「やばい」

数日前、私と合流した長女がぼそっと言いました。テストが全然できなかったというのです。

これは慣れの問題だろうと私は思いました。小学生の間は塾に通わせていなかったので、難しいテストを受けたことがなかったのです。問題用紙と解答用紙が分かれているのも初めてだったと言っていましたから、とまどっている間に時間が過ぎ、焦ってしまったのでしょう。

国語が特にできなかったと聞いて、私はそれを確信しました。彼女は読書家で、読解力は間違いなく高いのです。問題用紙を見せてもらい少し目を通すと、私はこう言いました。

「この物語文、まず一通り真面目に読んだやろ」

「うん」

「それがめちゃくちゃ長くて、問題をやるときに『時間がない、やばい』ってなったんやな」

「当たり!」

「それで後ろの説明文はちゃんと読む時間がなくて、全然できてないと思ったわけや」

「そうそう!」

テストでこれほど長い文章が出たのは間違いなく初めてだったでしょう。点数はまだわかりませんが、今回の結果は度外視してよいということはわかりました。

とはいえ、これから数年間はこのようなテストが定期的にあるわけですから、まずは慣れて実力を発揮できるようにしなければなりません。アドバイスはできますが、また失敗したらどうしようと萎縮してしまっては逆効果です。大切なのは心の余裕でしょう。特に国語は直前の詰め込みでなんとかなる教科ではありませんから、自信を持って臨んでほしいものです。

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