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6勝7敗

下図は昨日指したネット将棋の対局から。先手が▲3八銀と受けたところですが、後手の私に地味ながら痛烈な決め手があります。

後手(私)の手番です。次の一手は?

この土日は暇だったので、将棋を13局指して標題の結果でした。今日は4連敗があってレーティング点が大幅に下がったのですが、その後3連勝で持ち直し、2日間のトータルでは微減で済みました。

私は大学時代将棋部に所属していて大会にも多く出場しましたが、当時住んでいたアパートはインターネットを繋いでおらず、ネット対局は不可能でした。4年生の夏にアパートを引き払い、しばらく実家で暮らしていた頃に始めたと記憶しています。

最もよく指していたのは20代中盤から結婚するまでです。この頃は日付が変わる頃に帰ってきても指したくなることがしばしばあり、負けて熱くなってまた負けて…の繰り返しでいつの間にか2時とか3時になってしまうこともありました。その一方で、数をこなしていたおかげで学生時代の棋力を維持できた一面もあるように思います。

ところが、結婚した翌年に長女が生まれて子育てをするようになると、対局数は激減しました。初めは時間を見つけて指すようにしていたのですが、乳幼児は対局が終わるのを待ってくれませんし、眠っていてもいつ泣き出すかわかりません。対応が遅れて妻の機嫌を損ねたうえに対局は時間切れ負けという泣きっ面に蜂の事態が何度か発生したことで、指さなくなったのです。

それから10年あまりが経過し、子どもたちが大きくなったので、最近はじっくり指せるようになりました。昔に比べると弱くなっているような気はしますが、楽しく取り組んでいるうちに、少しずつ戻ってくるでしょう。

ちなみに、冒頭の局面での次の一手は△3七歩です。▲同銀と▲同玉は△2七角成があるので実戦は▲同桂でしたが、それでも△2七角成が成立します。▲同銀△同馬▲同玉に△3六銀と打ち、▲3八玉や▲2八玉と逃げられた時に△3七銀成とできるのが先程の△3七歩の効果。まさに一歩千金という決め手で、以下ほどなく私の勝ちとなりました。

こういう気持ちの良い一手が指せると、自分もまだまだやれるのではないかという気になります。アマチュアの大会からも長く遠ざかっていますが、スケジュールが合えば久しぶりに出てみようかと思っています。

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