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理科の先生

今月から小学3年生になった次女は、理科と社会が始まるのをとても楽しみにしていました。

我々の世代は1年生から理科と社会がありましたが、少し下の世代から2年生までは生活科になり、気づけばそれが30年くらい続いています。ただ、良し悪しはともかくとして、彼女のような子は理科と社会がある方が楽しいだろうなとは親の私も思っていました。読書家(というか活字中毒)で知的好奇心が旺盛なので、やればやるほど知見が蓄えられていく教科は向いているはずです。

始業式の日に彼女がもらってきた教職員一覧を見たところ、3年生の理科は専任の先生が担当することが判明しました。これはとても良いことだと思いました。理科は準備に時間と労力がかかる教科ですし、児童の好奇心に応えるのは科学に強い先生が適任でしょう。

私も小学3〜4年生の理科は専任の先生に教わりました。その先生は定年間際の男性で拳骨を食らったことも何度かありました(今だと間違いなくクビでしょう)が、授業はとても面白かったと記憶しています。大ベテランゆえに、楽しませつつ実力を養う術を心得ていたような気がします。

一方、次女の理科の先生は若い女性だそうです。これも非常に良いことだと思います。我々の世代は理系は男の世界という認識がありますが、アンコンシャスバイアスによって可能性を狭めている一面があるのは否定できません。しかし、初めての理科の先生が女性であれば、アンコンシャスバイアスは少なからず軽減されるでしょう。彼女の適性がどこにあるのかはまだわかりませんが、学問に向いているのはまず間違いないでしょうから、先入観を持つことなく自分に合う道を選んでほしいと思います。

ちなみに、中学1年生になった長女の担任は理科の先生でした。男性でおそらく40代ではないかと思われます。

そう思う理由は、最初の学級通信に「負けないこと、投げ出さないこと…」という有名な歌詞を入れてきたからです。私が小学6年生の時にクラスのお別れ会でこの曲を歌った思い出があるので、おそらく同世代だと思うのです。

先程女性の理科の先生がいるのは良いことだと書きましたが、当然ながら女性ばかりでもいけません。我々がイメージする「理科の先生」も重要な存在です。

多様な先生の個性を感じながら、いろいろなことを学んでほしいものです。

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