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夢でしかいけない街/文学フリマ東京36

【新刊のおしらせ】

アンソロジー 夢でしかいけない街

オビ付きver

[仕様]
カバー有り
数量限定でオビ付き
B6サイズ(128mm×182mm)
口絵12・本文196、全208頁
小説・短歌・漫画・写真・イラストの全16編
イベント価格1500円

[書き手]
左沢森/伊藤なむあひ/大木芙沙子/オカワダアキナ/尾八原ジュージ/紅坂紫/坂崎かおる/鮭とば子/白川小六/瀬戸千歳/谷脇栗太/橋本ライドン/本所あさひ/yuca/ヨノハル/Raise

[Webカタログ]
う-59 秘密結社きつね福

[雑記]
友人の鮭とば子と「アンソロジー作りたいよね〜」など前々から言っており、透明病アンソロジーやら庭に古井戸アンソロジーなんかが候補に挙がって最終的には新刊のやつになりました。庭にある古井戸からおばけが出てきたりぜんぜん違うところにつながっていたりみたいなやつをちょっと推してたんですが、自由度の高さやらアンソロジーとしてのまとまりを考えて「夢の街」に決めました。いちおうのレギュレーションとしては、水にまつわるモチーフを出すこと、それから「あなただからだよ」のセリフが登場することのふたつです。この人が書く夢の街を見てみたい!と思った方々に声をかけ、最初の最初は8人を想定していたところ、この人もああこの人も、と増えていって16人。なんと背幅が16mmもある。まじかいな。

私は丙午生まれの伯母さんと五黄の寅年生まれの主人公が因習にとらわれた家で暴れまわる話を書きました。昨年、友人にキュートな娘さんが生まれたんですが、友人から「親類に「五黄の寅年生まれやけん気ィ強なるなあ、はよ嫁のもらい手の心配せんと」とか言われて意味不明でしんどかった」という愚痴を聞いてマジでブチギレたことがあり、それプラス「丙午年の生まれの女性は気性が激しく、夫の命を縮める」みたいなブチギレの迷信のふたつを足してボコボコにするぜ!というやつです。小説はちょっとうまくいったかわからないですが、とりあえずキレた感情は残しておきたかったので……。

初刷りはコンセプトにあわせてふかっとした質感、又吉直樹「火花」のハードカバーでも使われた本文用紙を採用しています。ただ諸々の費用がかなり高いので、もし用意した強気な冊数が消し飛んでしまったら一般的な同人誌で使われる本文用紙に変更しようかなとも考えています。というかどれくらいの速度でなくなるかぜんぜんわかんない。私が富豪だったらもっと刷れてたけれども。1500円ともはや一般書籍くらいの価格なんですが、その値段に見合う仕様そして内容だと思ってます。ぜひに!

東京流通センターで行われる文学フリマ東京36[う-59/秘密結社きつね福]ブースにて初頒布、そのあとオンライン通販やお世話になっている書店さんでも取り扱っていただく予定です。埼玉にある小声書房さんで受注予約受付中していましたが、準備分の25冊は予約で埋まったようです。

当日は以下の2つのポスターをババンと掲示する予定です。目印にしてもらえたら嬉しい。どうぞよろしくお願いします!

会場で掲示予定のポスターA、絵はyucaさん


会場で掲載予定のポスターB、写真はヨノハルさん

諸々のお品書きはツイートをご参照ください。

[イベント情報]
開 催:2023年5月21日(日)
時 間:12:00〜17:00(最終入場16:50)
入場料:無料
会 場:東京流通センター 第一展示場・第二展示場Fホール
行き方:東京モノレール「流通センター」駅(MO-04)から徒歩1分
ブース:う-59/秘密結社きつね福(第二展示場)

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