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秘密結社きつね福/文学フリマ東京37報告

文学フリマ東京37に出店しました。

見本誌・執筆者への献本をふくめ、新刊『アンソロジー 非実在神様』131冊、既刊『アンソロジー 夢でしかいけない街』は26冊ほど手元から旅立っていきました。め〜〜〜〜〜ちゃくちゃ嬉しい。あとお預かりしていたフリーペーパー『ミッドナイト』も用意していた100部すべて手にとっていただきました。本当にありがとうございます!

『夢街』初版の束幅16.2mmで『非実在神様』は8.5mmのため前回の文学フリマ東京36に持っていった106冊の1.5倍くらい持っていけるだろうなと見積もっており、キャリーケース+登山用のリュック+紙袋×2で挑む算段でしたが、完全にフリーペーパーの存在を忘れており(24Pフルカラーで紙厚もあってかなり重い)どう考えてもひとりでは持っていけない量になってしまい、でも前回売切れ後にお買い求めいただいた方がいらしたことがどうにも心苦しく、今回はなるだけ多めに、どうにかこうにか持ってゆけないか……ということで寄稿者でもある友人の鮭とば子に搬入のお手伝いをお願いしました。本当に本当にサンキュー、また見通しの甘さが露呈した。

夢街初版&増刷と並んだ非実在神様

ブース出店にも抽選が行われたくらいなので事前から盛況の予感はあった今回、ありがたいことに「非実在神様」の告知でかなりの人数の方が反応してくださり、また前回と同じように100冊近くをひとりで捌くことになるかもとの判断(もともとアンソロ企画をやる予定でなかったのでまたもやひとり出店、買い物やら食事などもできないと予想)し、寄稿者のエレガントザリガニさんこと大木芙沙子さん(大木芙沙子さんことエレガントザリガニさん)に店番をあらかじめお願いして目星をつけていたいくつかだけは買ったり出店者にあいさつできました。でもやっぱりバタバタしたしシュッと本を渡してシュッとお金をいただきシュッと次の方…みたいな味気なさ、ぜったいもっとゆっくりお話できたなorしたかったなの方が多かったのがたいへん心残りです。会場にいるにはわかっていたのにお声がけできなかった方々もたくさんいらっしゃって、半年前も想像力が足りてなかったと散々っぱら嘆いていて前に比べたらちょっとは対策できましたが、そもそも椅子2脚でブースを申請すればすべてが解決。アンソロ企画ではなく個人のタイトルだと悲しい哉ぜったいこんなに慌ただしくならない……と思って700円かそこらをケチったためにこのダメさ。次こそ必ず2脚で申請します。アンソロジーは作るかどうかわからないけど…。


文学フリマ東京37のあとは

・瀬戸のオンラインショップ
・埼玉 小声書房さん
・埼玉 つまずく本屋ホォルさん
・大阪 犬と街灯さん
・長崎 本屋ウニとスカッシュさん

で取り扱っていただいています。(11/28日、記事を書く際に確認したら小声書房さん、犬と街灯さんでは売り切れでした。ありがとうございます!)よければ覗いてみてください。夢街よりも多めに刷っているので増刷は現段階では考えていませんが、来年5月に開催する文学フリマ東京38にはもしかしたら在庫がなくなっているかも……。7月に開催される文学フリマ香川にも出てみたいので、もしかしたらそのタイミングでいろいろ増刷しようかなと考えてるけど、うーんどうしようかな…くらいの感じです。お早めにお求めいただけると確実かと思います。

文学フリマ東京37が終わり、御札シールを同封した非実在神様を書店さん送付して(よ〜し個人のオンラインショップをひらくぞ!)と思ったあたりで未開封だった御札シールの束がなくなっていることに気づき、夜中になって「御札…あったはずの御札がない…」などつぶやきながら部屋じゅうを探しまわる自分がいちばんの怪異でした。結局シールは見つからなかったため新規で注文しまして、ついでに本当にちょっとですがデザインと仕様を調整をしました。いま瀬戸のオンラインショップから送っているぶんは改良版になっています。“従来の御札では封じることができなかった非実在神様”という逸話としてやっていこうと思います。ちゃんとオビめくってくれましたか?


さて、いまのところ文学フリマ東京38にも出店する予定で、おそらくSNSで募集していた(これからする予定)の架空の地名を集めたやつと文学フリマ東京37で出す予定だった「蛇蠱の子」の続きを作って持っていこうかなと考えています。でも今回だってそんなこと言いながら結局アンソロジーをやったりもしたのでどうなるかわかりません。予定は未定。出展するつもりはあります。あいかわらずまだ申請すらしてませんが……。

というわけで、遅くなりましたが弊ブース「秘密結社きつね福」に足を運んでいただきまして誠にありがとうございました。これからもどうかご贔屓に、どうぞよろしくお願いいたします!


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