【あるじなきひな飾り】 ■娘逝き主のいないひな飾り残されし者無念をうらむ
【あるじなきひな飾り】
■娘逝き
主のいないひな飾り
残されし者
無念をうらむ
わが娘がこの世を去って
5年目のお雛様がやってきた。
それは娘の突然の死であった。
難病の膠原病を患っての死であった。
5年前のお雛様はあまりのショックで、
歌さえ詠めないでいたが今年は
詠んで見た。
娘が幼い頃より、お雛様が終わったら
早くひな飾りを仕舞わないとお嫁に
行くのが遅くなるといって早々に
片づけたものであった。
離婚をして、娘と別れて住んでいたから、
余りにも早すぎる娘の死は、
無念でならない・・・・。
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