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4種類の節約を使いこなす

1章 本日のテーマ

本日もお疲れ様です。
今回は、節約には4種類あるのではないか
という私の考察について、皆様にお伝えできたらなと思い、鼻息荒く記事を書かせていただきました。

この記事を読んで、「そう言えば節約っていろんな行動が当てはまるんだな」と思ってもらえましたら幸いです。
そして、「自分はどの節約に価値観を置いているんだろう」と自分に落とし込んでもらえたら嬉しいです。

前回までの振り返りをしてくださる方は、こちらも合わせてお読みいただけましたら幸いです。

それでは、早速、4つの節約について、それぞれ紹介させていただきます。

1章 金銭的な節約


私たちが1番しっくりくる「節約」はこれを指していると考えられます。
金銭的節約は、お金の支出を抑える節約です。
例えば、金銭的節約には大きく3つあると思っています。

1.金銭的節約のイメージ

上の画像3点を説明させていただきます。
・物やサービスを安く買う、契約する
→1,000円の商品Aを500円で買う
・そもそも不必要なものを買わない
→1,000円の商品Aはそもそも必要ないと考え買わない(0円)
・家の不用品を粗大ゴミに出さず、メルカリや中古販売店に持っていって売る
→商品Aの廃棄代1,000円かかるところを、500円で販売し、収入にした。
同じ商品Aを買う、廃棄するという一連の流れで、金銭的な節約ができそうですね♪


固定費と想定内の変動費は節約の検討が可能
想定外の変動費は一般的に節約が難しい

この金銭的な節約には「固定費」と「変動費」が存在します。
変動費には、想定内のものと想定外のものがあると思います。
上記の分け方は学術的ではないですが、感覚的にわかるように説明させていただきますね。

固定費は、家賃や通学定期代、携帯料金の代金等、毎月定期的に一定の金額を支払う必要があるものを指します。
※毎年、半期ごと、1週間ごと等もありますが、継続して支払うものは1ヶ月換算で算出が可能だと思います。

この固定費のうち、例えば携帯電話の料金を、格安SIMに乗り換え、月2,000円安くできれば、1年で24,000円の節約となります。
他には賃貸の家賃が下がれば、家計の圧迫を和らげてくれるので、イメージはつきやすいかと思います。

変動費(想定内)は、日々の買い物、交際費(友達との飲み代やデート代など)等、ある程度毎月かかってくるけど、その時の値段や購入回数によって変動する、突発的に支払う必要があるものを指します。
毎月絶対お米を5kg食べるから、ネットで同じ金額購入する、となればこれは自分の中では固定費に当たるかもしれませんね。
変動費は、例えば大好きなお菓子を200円で買うのと、150円で買うのでは、50円節約したと言えます。
これは、塵も積もれば山となるもので、毎日何かしらの支出で50円節約できたら、1年間で18,250円にもなります。
また、言わずもがなですが、家電や家具等、比較的金額が大きいものの購入においては、1回の購入で5,000円程度異なる場合もあります。

そして、変動費の中でも、想定外で節約が難しいものがあります。
結婚式のご祝儀、裁判費用、入院、葬儀費用等々がこれに当たります。
それは、突発的であり、かつ想定が難しく、支払いが多額な場合が多いです。
これらの突発的な費用に困らないためにも、計画的に節約をして一定額貯蓄を作っておくことも必要かもしれません。
医療費用に関しては、高額医療費になった場合の負担額に上限が設定されているなど、国や各地方自治体、会社の福利厚生等で実質費用を抑えることも可能ですが、今回は割愛します。
さまざまな補填を市役所等は行っておりますが、自分で申請が必要なものが大半ですので、気になることがあったらぜひ調べてみてくださいね。

金銭的な節約とは、固定費や変動費(想定内)の「支払う金額」について、少しでも安くできないかと考え、行動することだと言えるかと思います。
幼少期の頃、複数のスーパーを渡り、少しでも日々の支出を抑える母の姿を私もみてきました。ありがとうお母さん!!
しかし、この金銭的な節約の特徴は、「お金」という直接的な効果を実感できる一方、「時間を使って支出を抑える(節約する)」側面が強いと言うことです。

次章で「時間的節約」を見ていきたいと思います。

2章 時間的な節約

次に節約の1つに、時間的節約が存在すると思います。
例えば、引っ越しをして通勤時間が毎日30分短くなれば、1日30分の節約となります。1ヶ月20日の出勤であれば、10時間の削減になります。
この10時間で、趣味に充てる時間が増える、自分の収入を上げるために勉強や副業を始められるかもしれません。

時間的な節約は、経済学の「機会費用」で捉えることができますので、少しご紹介します。
機会費用は、「自分を時間的な価値で表して損得を計る」ことや、「その機会によよって得られた直接的・間接的な利益を計る」考えで用いられます。
学術的にはもっと説明がありますが、気になった方は調べてみてくださいね♪

例えば、社会人のBさんは、給与所得を時給換算したときに、1時間1,500円だったとします。
Bさんは、1時間で1,500円稼ぐ力があるわけですから、金銭的な節約としてで3駅分(360円)を1時間かけて歩いた場合、時給360円の行動をしたことになります。
これは、時間と金銭を比較した時、「機会損失」だったという考えになります。
つまり、自分は1時間1,500円の価値があり、これをあきらかに下回ることは避け、価値あることにお金を払おう、という考えに至ります。
※実際は歩くことは健康にも良いですし、健康的な利益や気分転換などにもつながるので、あくまで節約の観点からの考えということをご承知おきください。

このほかには、新発売の製品を1月に20,000円で買うのと、同年12月に15,000円で買う場合、皆さんはどちらを選ぶでしょうか。
先ほどの機会費用の観点で考えてみましょう。
1月でも早く手に入れて、その恩恵を受けた方が自分の生産性を上げ、豊かな生活につながる!というのが、機会費用による利益です。
この12月間で、生産性があがって、結果として差額の5,000円以上の価値があるかもしれないって訳ですね♪

つまり、機会費用の概念を取り入れることで、「金銭的節約」は、どれほどの効果があるのかを見つめ直すことが可能になります。
時間は有限で、1日24時間というのは変わりません。
この時間をどう節約して生きていくかが、「時間的節約」の特徴と言えるかと思います。

しかし、この時間的節約は、短所として、時に金銭的節約を捨て、むしろ多くの支出が必要になる点です。
例えば、東京に暮らす人が1人で大阪旅行に行くとします。このときの東京駅→新大阪駅について、片道交通費と移動時間は以下の通りです。


時間的節約には、お金がかかる傾向があるという一例

時間的な節約を最優先で考える人は、新幹線が最も早いです。(快適さや安全性等の節約以外の要因ももちろん作用しますが)
時間の節約をするためには、同じ東京大阪間で、高速バスと比較して1万円以上多くの金銭を支払うこととなります。
つまり、あるサービスや財に支払う選択が複数あったとき、時間が早く済むにはコストがかかるということです。
遊園地やテーマパークで並ばずに乗ることができるファストパスに追加料金を払うかどうか、みたいな感じですね♪

時間的な節約について、長くなりましたが紹介してきました。
「時間的節約」は、「金銭的節約」を見つめ直し、時間の有限性に気付くことができる一方、ある程度収入に余裕がないと難しい側面があります。
また、自分の時間的な価値を意識し、機会費用の観点のみ考慮して生活水準を上げても、実際に所得が上がる訳ではないので、ただの浪費になってしまうことも考えられます。

普段、金銭的な節約ばかり意識してしまう人は、自分を客観視し、食事の買い出しを、1時間かけて3店舗回るのと、15分1店舗で済ませること、時間的節約の観点も意識してみてください。
※少しでも食費を安く抑えよう、食材があの店舗にしかない等、家庭を支える主婦主夫の方々の努力にはもちろん敬意を持っています。
時間的節約も存在すること、ご理解いただけましたら幸いです。


3章 体力的な節約

次に体力的な節約です。
よくゲームで、HP(体力の数値)100で表され、攻撃されるとHPが減少していき、0でゲームオーバーになりますよね。

私たちも、疲れたら思考や行動が鈍くなること、経験あるかと思います。
時には、頑張り過ぎて体調を崩してしまうこともありますよね。
「体力的節約」は、自分の体力を節約するということです。
「身体は資本」という言葉がありますが、病気をして仕事を休んでしまっては、「収入が減る」ことにつながります。
これは、日々の積み重ねで頑張ってきた節約かあら得られた金額よりも、圧倒的にダメージが大きいです。
笑顔で節約するためには、「体力」と向き合い、節約することが大切だと思います。

また、「自分にとってのHP100」は、減るスピードに個人差があります。
例えば私は東京で社会人をしていましたが、満員電車の通勤でHP残り25くらいまで減っていたと感じます。
これがHP90で済む人もいまし、コーヒーブレイクをすればHPが10回復する人もいます。(うらやましい)
よく、「慣れれば平気」という人もいますが、本当に無理なことや限界は個人差があります。
自分のHPの減り方をぜひ考えてみてください♪


体力の消費には個人差があるという一例

何が言いたいかというと、自分の「体力」を素直に受け止めてあげることが重要だと伝えたいです。
例えば、Cさんの場合は、通勤手段や時間帯の変更、引越し等を検討することで、体力の限度ギリギリで仕事をし続けることを回避できるかもしれません。
Bさんの場合は、同じ仕事内容なのに、他の人より体力が多く消費しています。自分の仕事に取り組む時に、体力を温存したやり方はないか、検討の余地があるかもしれません。
Dさんは二日酔いしていたにもかかわらず、体力の消費が少なく、温存できるタイプですね。羨ましい限りです。このタイプの方は節約とは関係ありませんが、自分の体力を全員が持っていると考えて、無理難題を人に押し付けていないかだけ、気をつけてもらえたらと思います!

何をするにも、「身体は資本」ということをお忘れなく、体力の消耗を節約してあげてほしいです。

では、どのような行動で、「体力的節約」を行えば良いかの例を少しあげますね♪
例えば、肩こりしやすく、頭痛につながって生産性が低下してしまうのであれば、スーツやジャケットの肩周りを1サイズ大きくしてみる、オーダースーツという費用を払って、体力の節約をおこなってあげてください。
営業の方は靴にお金をかけて、歩きやすく疲れにくい、自分の足と仕事内容に合った1足をぜひ買って大切に履いてほしいです(実際には2足以上で休ませながら履いてあげる方が長く使えます♪)

疲れやすい方は、どんな時に疲れるか、朝からの行動を振り返ってみて、その原因を整理してみてください。
そして原因を突き止め、改善するための対策を考えて、ぜひ身体を大切にしてあげてください。
よろしければコメントいただけましたら、私も微力ではありますが、一緒に考えさせていただきたいです。


4章 精神(脳)的な節約

さて、4つめの節約です。
熱がこもって長すぎる文章になってしまい申し訳ございません。
この章は少し書き方の性質が変わりますが、ご理解いただけたらと思います。
メンタル最強、寝たら治る!方は次の章まで飛ばしていただいて大丈夫です(笑)。

体力と似た考えになりますが、精神的な余裕の話になります。
体力は寝るのに回復が必要ですが(逆に言えば、寝れば一定数回復する)、精神は日々波のように浮き沈みがあるかと思います。(寝ても回復しない場合もあり)
精神状態は、自分の性格特性や現在の置かれた環境、人間関係によって、同じ人でも日々変化しているかと思います。
この波が大きいと疲れますし、また常時波が下の方にあると、生産性は低下する傾向があるかと思います。生産性の低下で済めば良い方で、精神疾患を患ってしまう場合もあります。

この「精神(脳)」の疲れを節約していこうというのが、「精神(脳)的節約」です。
これは、何かストレス発散の時間を作って、「精神や脳を疲弊させないように、節約すること」になります。

まず、自分がストレスを感じた際、寝たら大丈夫とか、その人間関係が一過性のモノで済む、またはストレス発散がうまくできてるかを整理してみてください。
そして、「精神(脳)的節約」を試みてください。

例えば、仕事中のコーヒーブレイクや、家に帰って推し活に没頭したら大丈夫!!など、ストレスを発散する方法を見つけ、そこに多少の時間と金銭を使ってみて、精神的に良い状態を目指してみてください。

ちなみに、私自身は「精神的(脳)節約」を最も重視しています。
精神(頭)は、哲学的にも様々な解釈がありますが、例えば緊張しすぎて呼吸が浅くなり、フラフラしてしまう等の(心が身体に影響を与える)現象を考えると、心(脳)と身体は繋がっていると私は考えています。
特に私は、体力の低下が精神状態に影響を与えやすく(脳機能の低下、生産性だだ下がり)、逆に精神的なダメージを受けたらで頭痛により体力を低下させる厄介な特性を持っています。常に気を張っている、リラックスが苦手なタイプですね。分かってても治すのが難しい。。

私は、私自身に向けてではない、高圧的な口調や理不尽な叱責を聞くことで、気持ちがどんよりします。
「自分は関係ない」と割り切ることが苦手です。
この時、精神を疲弊しないように、その場を離れたり、耳にイヤフォンを当て、リモート会議をしている素振りを見せ、疲弊を回避しています


同じ環境で同じことが起こっても、個人の特性によって精神に与える影響が異なるという一例

先ほどの体力HPは、精神や脳にも同じように考えられます。
しかし、精神は体力よりも、些細なことで、1発KOされてしまう方が多く存在しているのではないでしょうか。
そして回復することなく、1日が辛いものになってしまう方もいるでしょう。
1日中モヤモヤして楽しくいられないのであれば、人生を前向きに捉えることも難しくなってしまいます。

上の画像で言うと、同じ環境であっても、Hさんは、日々のストレスから不安感を常習的に覚えてしまい、翌朝になっても精神状態が回復できていない状況です。
慢性的な不安感は身体にはよくありませんので、可能であれば部署の異動を人事に伝えたり、転職を検討する、心療内科等を受信して今後の対応を考える等が必要になります。

不思議なもので、学校教育と社会はあまりにも乖離されていると感じます。
「道徳」は最近教科として評価されるようになりました。
道徳は社会や集団の秩序を保持する目的がありますが、優しい人ほど真剣に聴き相手に配慮をして実践します。全く興味を持たず、むしろわがままな人は、優しい人が配慮して支えてしまいます。
結果として、資本主義で学校教育の抑えつけた「道徳」の首輪が外れた瞬間に、「社会は甘くない」などと言う自分に都合の良い理屈を相手にぶつける人が企業では多く存在し、野放しにされています。
真面目な人ほど、ギャップを強く感じ、理不尽も真面目に受け止め、強すぎるショックを受けようとしてしまうでしょう。
画像であげたように、パワハラ上司に心の内では暴言を吐ける状態の方が、自分を守る上では大切なのかもしれません。。

私も企業で管理職の経験がありますが、私自身、精神的に打たれ弱く、様々なことに過敏な特性を持っています。
しかし、そんな私でも、「部下をはじめ全ての人に対して、誠実でいたい」と考えておりましたので、丁寧に話を聴き、相手を受け入れ、笑顔で本気で褒め、改善点は最後に伝えてあげることで、部下から嬉しい言葉もたくさんかけてもらいました。
繊細さは時に武器になり、組織に良い影響を与えます。

精神的に疲弊しやすい方は、ぜひ、自分が素直でいられる時間を少しでも長く作ってあげてください。
そして、自分は精神的に疲れやすいと思うから、好きなことをする時間を増やせるようにしてみてはいかがでしょうか。

私は考えすぎず、無意識になるために、手動のコーヒーミルを買って、豆から丁寧に1杯のコーヒーを淹れて飲むようにしています。
飲み切るまでの約30分間、仕事関連のものは視野に入らないようにし、携帯は一切見ず、好きなTVの録画を見たりお菓子を食べて楽しい時間を作るようにしています。

この時間だけはポジティブになれるというものを作ります。
また、珈琲の場合は香りも感じるので、珈琲の香りは良い時間と学習させてあげる効果もあり、やっています。
最近よく言われる「推し活」も、精神的に良いと言われるのは熱中できるからだろうな、と思います。
誰かに言わなくても、こっそり、「推し活」をして、ハマり過ぎたらコミュニティで人脈を広げてみても良いかもしれませんね♪

ちなみに、私のこっそり推し活は、日向坂46です。
日向坂で会いましょう!でオードリーさんと日向坂46が頑張る姿を見ると元気がでます!(大阪に住み始めて番組がやっていないのはほんとに残念ですが!)一生懸命頑張り、周りはポジティブな声かけをして援護する、素敵なグループだと思っています。
握手会とかはいくタイプではないですが、これからもこっそり応援し続けます♪

さて、長くなりました。
長文を最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回は、節約には4種類あるという私の考えをご紹介させていただきました。

金銭的な節約
時間的な節約
体力的な節約
精神(脳)的な節約

あなたはいま、どんな節約が多いでしょうか。
また、夢や目標を実現するために、どんな節約を前向きにやってみたいでしょうか。
ぜひ、自分に当てはめて考えてみてほしいです。


節約に取り組む全ての方を応援しています。
ご自身の節約や、本記事を読んでの感想等、大歓迎ですので、コメントもお待ちしております。


節約幸太郎


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