短詩集42「左」

1.誰かに教えたい「スキはハートの少し左側をタップするといいよ」
2.あなたが私にスキと囁いたのも確か私の左耳だった
3.左手に刺さったままの点滴針コーヒーみたいにdripされるカフェイン苦手な私の体に
4.左に傾げたあなたの横文字私の名前だけ平仮名で
5.その左手の薬指 噛みちぎってやりたいと思った 見えない指輪ごと
6.左手に愛 右手に刀 人は欲張りね
7.イヤホン分けてせーので聴いたあの新曲 左耳だけが覚えてる

あとがき
げんきです。

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