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読書遍歴

先日、母の実家に帰省した時のこと。

叔父や叔母、いとこたち、たくさんの親戚に久しぶりに会った。

彼らと小さかった頃のことを話しているといろんなことを思い出した。さらに私のルーツがずっと住んでいる今の家だけでなく、ここにもあると感じずにはいられなかった。

まず、バドミントン。小学四年生の時に始めて今も続けている。これは先に始めたいとこたちの影響で、帰省した際に練習に連れていってもらったことがきっかけだった。だが、よくよく聞いてみると元々のきっかけは祖母の弟で、その人の子供たち(母のいとこ)も母の弟も学生時代にやっていたそうだ。私やいとこにはバドミントンの血が脈々と流れていた?ようだ。

次に、ものづくり。私は小中高と技術家庭科や美術の授業が好きで得意だった。そんなところは小学校低学年の頃に、祖母が編み物のマフラーやビーズでネックレスを作るのを教えてくれたところから始まっていると思う。高学年の時にはフェルトでケーキを作ったりなんかもしていた。今も何かと作り出すと凝り始める。就活でもものづくりということを軸の一つにしていきたいと考えている。

このようなことをなんとなく思っていた帰省だったが、いろんな人と関わったりいろんなことをやらせてもらえたおかげで、幼い私の世界はどんどん広がっていき今に繋がっているのだなとしみじみしてしまった。いつの日か私に子供が生まれたらいろんなことをやらせてあげたいなとも思った。


さてさて、ここまでは前置きである。実行委員会日記だし、実行委員長だし、やっぱしサークルに関わることの方向に軌道修正していこう〜

ルーツってことを考えてみた時に、私がこのサークルに入った一番の理由、本が好きだということはどこから来たのだろうか。

本に関わる記憶で一番初めに思い出したのは、「こまったさん」「わかったさん」シリーズである。母に連れて行ってもらった図書館で毎回このシリーズを借りていた記憶がある。懐かしい。思い出した名前は「こまったさん」だけだったが、「こまったさん」は料理を教えてくれるシリーズで、お菓子を教えてくれるのは「わかったさん」らしい。私はお菓子の記憶しかない。

読んだ記憶は思い出せないが、家には「ぐりとぐら」や「はじめてのおつかい」「葉っぱのフレディ」なんかもあった。(「葉っぱのフレディ」は落書きでぐちゃぐちゃだった)


次に印象的なのは「ティアラちゃんのアン・ドゥ・トロワ」である。懐かしい。バレエには全く興味がなかったので、ただただ可愛かったから欲しかったのだと思う。


小学生の頃にとにかくはまっていたのはハリーポッターシリーズだ。

私の母は最新刊が出るたびに何もしないで引きこもって読んでいたので、最初は「敵だ!」と悪いイメージが強かったが、その母に勧められて読んでみるととんでもなく面白い。あの分厚い本を自慢げにランドセルに入れて学校に通うこともあった。

小学六年生のクリスマス、サンタさんのプレゼントはスケートボードみたいなものをお願いしていたのだが、朝起きてみると枕元にあったのはその年に発売された『ハリーポッターと死の秘宝』だった。私は泣いて母に抗議したが、(サンタさんの正体は幼稚園の頃から知っていて、空気を読む子供だった)相手にされず読み始めた。結局は止まらずに読み続け、一日で上巻を読み切ってしまった。


小学校高学年や中学生くらいになると、図書館で興味のある本を漁っては読みまくっていた。その時はまっていたのは近くの図書館のティーンズ向けのコーナーだった。その頃周りの子達はケータイ小説を読んでいたが、私の興味は外国の恋愛小説に向かっていた。外国の女の子たちのちょっとファンタジーだったりする恋愛小説が面白くて仕方がなかった。調べてみたらちょっと読みたくなってしまった。




そして、私が自分のお小遣いで初めに買った本。それは有川浩さんの「図書館戦争」だった。

今は追いかけられていないが、それからは有川浩さんの本が大好きでほぼほぼ追っかけていた。

以上が私のルーツ…というより読書遍歴になってしまった。今考えてみると元から読書は好きだったと思うが、ハリーポッターを読んでから本好きに拍車がかかったような気がする。時々思うのだが、千数百円で手に入れられて感動したり楽しかったり満たされた気持ちになる、こんなにコスパのいい娯楽はないのではないだろうか。

このnoteを書くにあたって「めちゃめちゃ懐かしい〜」とかわくわくしながら調べていたが、読んでいた当時はもっとわくわくしていたと思う。成長していくにつれて自由にできるお金が増え、最近では本買うだけで満足して読めていないことが多い。(漫画を含めて35冊も読めていない本があった。)小学生や中学生の頃の、読みたくてたまらなくて親に怒られながらも止められずに読んでしまうあのわくわくを、また思い出したいと思った。



ここまで読んでいただきありがとうございました。

こんな私が実行委員長を務めております、第15回出版甲子園。企画の募集が無事終了し、決勝大会に向けて着々と準備を進めております。決勝大会は、12月1日に開催します!

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