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イケメンよりもセクシーの方が惚れるでしょ。(ローリング・ストーンズの写真集の話)

 今日、何気なくTwitterを見てたら、こんなニュースが。

 泣く子も黙る、イギリスの伝説的なロックバンド、ローリング・ストーンズの元ベーシスト(在籍期間:1960~92)、ビル・ワイマンがずーっと撮りためていた写真が、一冊の本になって出版される。


 僕はローリング・ストーンズが大好きだ。

 ビートルズを好きになった者は、絶対に一度は遭遇して、そこから好きか、好きじゃないかっていう分岐に立たされる。そして、僕はストーンズのファンになる道を選んだ。


 ストーンズとビートルズはよく比べられる。同時期に活躍していたし、ストーンズはビートルズの真似事をよくしていた。それは、ジョン・レノンによって、Let It Beというアルバムに収録されている、"Dig A Pony"という曲で揶揄されている始末だ。

 最近も、ポール・マッカートニーがストーンズのことを「ブルースカバーバンドだろ」とか言ってプチ炎上していたし、ストーンズよりもビートルズの方がいいバンドだ、とかもよく言っている。

 そんな両者だが、僕は双方の異なる音楽性、どちらも大好きだし、どちらが優れているとか言うつもりはない。


 ただ、僕が普段ストーンズに関して、思うことがある。それはビートルズと比較してのことだ。

 それは、ルックスだ

 もちろんビートルズだって、すごくかっこいいとは思う。

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 ただ、コンサート活動を1966年に辞めてからは、完全に引きこもってしまったため、ファンの前でアイドルスマイルをすることもなくなってしまい、彼らのビジュアルもだいぶ変わった。

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 いや、変わりすぎだろ!!!


 と、ファンになりたてのころの自分はツッコんだりもした。

 特に一人は、ビジュアルが変わりすぎて、僕のiPhoneでは過去の写真と同一人物だと認証してくれないので、手動で写真を分けなくてはいけなくて、少々めんどくさい。(どうでもいい)


 一方で、ストーンズはずーーーっとビジュアルが変わらない。

 しかも、ビートルズにはない、ワイルドでエネルギッシュで、アダルトな雰囲気をムンムンと漂わせているのだ。

 特に60年代のストーンズがすごい。ヘテロ男子でも惚れるエロさだ。

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 どうだ、まるで中世の絵画だ。

 この写真に写っているのは、オリジナル・メンバーで、左から、ブライアン・ジョーンズ(ギター)、キース・リチャーズ(ギター)、ミック・ジャガー(ボーカル)、ビル・ワイマン(ベース)、チャーリー・ワッツ(ドラムス)。

 ブライアン・ジョーンズは1969年に27歳の若さで亡くなっているので、ブライアンが写っていたら、60年代の写真だと推測することができる。

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 こんな表情、ビートルズにはできないだろう。

 ビートルズは自分たちがアイドルであることに付きまとう様々な弊害に嫌気がさし、その肩書を脱ぎ捨ててしまった。

 ストーンズもそうだったかもしれない。でも、僕という当時のことを全く知らない一ファンからすれば、彼らは自分たちがセクシーであることを楽しんでいるようにも見える。

 だから、こうやって今でもたくさんのセクシーな写真が残っているし、ビジュアルも重視されるバンドとしてやっていけたのだと思う。

 こういうビジュアル、華やかでフェミニンな姿をしたバンド、ミュージシャンは、後々「グラム・ロック」というジャンルの中で活躍していく。有名なところで例を挙げると、デヴィッド・ボウイとかクイーンが挙げられるだろう。

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 ストーンズの話に戻るが、特にボーカルのミック・ジャガー。

 この人、顔は正直、ウマみたい(失礼)だし、すげぇイケメンだ!!!というわけでもないんだけど、なぜかめちゃくちゃエロいのだ。

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 髪が長いのはもちろん、この美しい二重幅と唇。彫刻のような顔だ。

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 こういう、我々が外じゃ絶対着れないような服を、さらっと着こなせちゃうのもなかなかにスタイリッシュだ。

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 女性と並んでもその女性的な一面は崩れない。むしろ増強されるほどの美しさを持っている。

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 この恍惚とした表情や、動きも彼の色気を示す重要なファクターだ。


 このように、ミック・ジャガーはロック界における、エロ・ボーカルの走りなのだ。

 ちなみに、今はこんな感じ。

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 なるほどぅ、、、

 長生きしろよな!!



 いやでも冷静に考えても、こうやって半世紀以上にわたって、第一線で活躍しているのはすごいし、今でも歌えているのは本当に尊敬する。

 今なお存命していて、ストーンズのオリジナルメンバーとして活躍している、ミック、キースにはずーっと元気で頑張ってもらいたい。


 今回は、僕のツボにハマっている、エロいローリング・ストーンズを紹介してみました。ビル・ワイマンの写真集楽しみです!

 値段?8000円+税?

 知るか!バカ!!



<補足>

 1968年にリリースされたアルバム、『ベガーズ・バンケット』の制作風景が、名監督ジャン=リュック・ゴダールの映画『ワン・プラス・ワン』に収録されていて、そのころの動くストーンズが映像として残っています。めちゃくちゃかっこいいです。ゴダール!お前、ナイス!!!


小金持ちの皆さん!恵んで恵んで!