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#60 フルマニュアル撮影

2023年3月11日(土)☀

 さて、FUJIFILM X-T30 と MINOLTA MD 24mm で完全マニュアル撮影にチャレンジした感想です。

きっかけ

 普段は、ぼかしたい or パンフォーカス狙いの時は絞り優先AE、ブラしたい or 止めたい時はシャッタースピード優先AEで撮影していたのですが、アンダー目にしたいとか少し明るくしたいって思えば露出補正を掛けてる。

 この時、AEがシャッタースピードや絞りを勝手に変えてるけどそれって自分の意思に沿ってますか? って問い掛けを某所で見たのがきっかけです。

 実際の手順は、

① 自分の撮影意図を考えて、ぼけ具合を絞りで、ブラすか止めるかをシャッタースピードで決める
② 明るさをISO感度で合わせる

簡単でしょっ?
で、表現できなければ、例えば高感度になってノイズが入るのが許せないなら、機材の限界なのでキッパリ諦める or 買い替えろ。と。

 少々極端ですが、「自分がどう撮りたいか?に真正面から向き合うとこうなる、いや、ならざるを得ない」という所に一理あるなぁと思ったので試してみました。

結果は、、、

 普段と勝手が違うので大苦戦でした

・小さなファインダー or 明るい所で見辛いLCDで画面の明るさを合わせるのは結構難しくて、露出インジケータを目安に見てしまう。
・自分の X-T30 だとISO感度はフロントダイヤルを回して変更するのですが、ISO-AUTO が一番右なのでそこから左にカリカリ、51200、25600、12800、、、カリカリ、カリカリ、何だか沢山ダイヤルを回さないと暗くならない。
・明るい所で絞り開放だとISO感度80までしか落とせずシャッター速度を上げる破目に。

 帰宅後に画像チェックすると、明るさが意図に合わないコマはRAW現像で増感/減感する事になったので、カラーネガフィルムで latitude の広さを利用して(甘えて)撮影するのと同じ感覚ですかね。リバーサルフィルムだとそうはいかないので段階露出するのが常でしたが。

 それで、デジタルでネガフィルム的に扱うならダイナミックレンジ頼りになるので、X-T30 だと DR:400% にしておくのが安全牌なんだけど、この場合は ISO 640 以上が必須。フィルムは低感度のほうが粒状性が細かいって記憶ですが、デジタルで感度を下げるとデータ量が少くてあかんイメージです。

 もう少し練習しないと手間取ってしまって実戦的ではないです。精進します。

あれぇ?

 ここまで書いておいて何ですが、改めてカメラ(X-T30)を弄ってみると、単純に ISO AUTO で 3200 とかにしておけば、MモードでもAEでISO感度が変わる事が分かりました。何だ、ダイヤルをカリカリ回さなくて良かったんだ。
 でもやっぱり制約があって、DR400%だと ISO 640 以下にはなりません。まあ、絞り開放のスローシャッターなんて 明るすぎる状況がどのくらいあるのか?ですね。

 もう少し触ってみます。それではまた。


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