コミュニケーションと対人関係


対人関係において相手を知り、自分を知ってもらい、相性を確かめ、関係を築くためにコミュニケーションというものをしっかり理解しておく必要がある。


わかりやすいので私の実体験での具体例を挙げてから話をする。
とある土曜日、私は金曜日に起きた出来事により気分が沈み切っていて、誰かと外出する気力もなくただただ一人静かにベッドの上でぼーーっと過ごしていた。これがいつもの私の心のケアだった。
そんなとき、当時の交際相手からの着信があった。そして私の落ち込みように、何があった?話して?と執拗に聞いてきた。後日話すので頼むから今日はやめてほしい、大したことではない。と言うも、大したことでないなら話せるだろう?なに?と言うので、余裕のなかった私が、どうしてわかってくれないの!と怒ると、、、質問してるのに聞くなと言われたらコミュニケーションが取れないだろ!と言われ、心配する気持ちもちろんわからなくないが、いまコミュニケーション取れていないのは貴方だよ!と話したことがあった。


コミュニケーションとは、
もちろん言葉を交わすことだけではない。相手の顔色を見て、いまその話題をするべきかしないべきか判断することも立派なコミュニケーションだ。当たり前のことだが、わからない人やわかったつもりになっている人はとても多い。

人間関係を構築する際に、会話をすることは、はじめの一歩であるが、その会話から相手がどんな話題が好きでどんな話題が嫌いかを汲み取り次の話題を決める。このようなこともとても重要なコミュニケーションである。

自分の話ばかりをしていたり、その場のノリだけで話をしていたり、相手が不愉快に思っていることに気付けず、ただひとりでずっと喋り続けられるだけの人間をコミュ力高いなんて言うのは大間違いだ

さらに、相手の傷つくことを言い、『自分は正直な人間なだけだ』と開き直る人間もいるが、それは正直なのではなく、言葉選びができないだけに過ぎない。褒めるにしても注意するにしても思いついた言葉を放り投げればいいわけじゃない。


また恋愛においても、
尽くされたいや尽くすなどという言葉があるが、それは自分が尽くされたい自分が尽くしたいなのか、相手が尽くしたい相手が尽くされたいなのか、あやふやなことが多い。自分が尽くしたいだけなのに、たくさん尽くして、これだけしてあげたのに!なんて思うのは、最初から最後まで自己満足であり傲慢だ。

好きだから、振り向いてほしいから、尽くしまくる!とか、、自分のものにしたいから相手のことを隅々まで知る!とか、、それは自分のためにしていることだ


そしてどんな関係であったとしても、相手をしっかり見て相手の望んでいることを理解しようとすることは最も重要である。
静かに頷きながら話を聞いたり、必要なら手を差し伸べてあげたり、もしかしたらただ笑顔でそこにいるだけでも相手は充分かもしれない

よい対人関係を築くためには、まず自分が本当の意味で相手を思い遣り、そして相手もちゃんと自分を思い遣ってくれることが大切だと思う。



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