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被災地支援レポート by. Amazon Flex ユニオン 組合員

 出発から3日目の昨日は、パトリア(石川県七尾市の施設)での食料配布会の事前整理券の配布や一部食料の配布、七尾市内での食料配達を行いました。

 午前中は、食料配布会(2/4)の事前整理券を配布しました。配布開始時刻の前から多くの方が並んで待っており、ニーズの高さを実感しました。一部の方からは、「被災して自営の仕事ができなくなってしまった」「仕事がお休みになっている」「生活に困っている」との声が上がっていました。

 午後は、七尾市内での食料配達をしました。まず大きなところでは、福祉施設への食糧や車椅子の配達をしました。その施設では、今も断水が続いており、4月頃まで水道の開通がされない可能性が高いとのことでした。
 25人の入居者のケアを、水道の開通しないなかで行うのはとても大変なことです。さらに、施設の職員側も多くの人が被災しており、なかには避難所から福祉施設に通って働いているという話も聞きました。
 ニーズに対して十分とは言えませんが、お届けした水、米、卵、生鮮野菜、車椅子などが入居者の方や職員さんの生活の助けになることを願っています。

 その後、4件の戸別配達をしました。こちらは、主に断水地域の高齢者など移動困難な方への水の配達です。

 昨日配達に訪問した方の紹介で地域の福祉関係者の方と繫がりができ、水や食糧の配達ニーズを抱える方を繋いでもらうことができました。私たちは、まだ現地に来たばかりで、なかなか配達ニーズを抱えている方がどこにいらっしゃるのか分かりませんが、地域の福祉関係者の方の協力で、支援を行うことができました。
 福祉関係者の方が言うには、高齢者や障害者など移動や生活に困難の抱えている方ほど「助けて」と言えない、「助けて」の声が届かない状況にあり、被災地のあちこちでニーズが埋もれてしまっているとのことでした。とても大変な状況にある人ほど、支援に繋がりづらいのです。ですから、そうした方々と普段から繋がりをもってきた福祉関係者の方と協力して、必要な食料や日用品を届けていきたいと思います。

 まだ埋もれている多くのニーズを充足するためには、いま以上の支援のリソースが必要だと感じています。食糧については、私たちも車に積載して持参してきたものの、ニーズの高い水などは、今回受け入れていただいている現地の支援団体「のとルネ」や熊本支援チームが各地の寄付者から提供頂いたものです。配布・配達を続けるためにも、物資が集まり続ける必要があります。

 また、移動困難で生活にお困りの方への物資の配達のためには、車とドライバーさんが必要です。自力でスーパーから水を運べない、ネットで買うことも難しい(技術的な理由や経済的な理由など)という方に、水や食糧を運ぶドライバーさんのニーズはとても高いことを実感しています。

 本日もこれから食糧配布会と食料配達に行ってきます。

 被災地への食糧の提供や、車での配達を担ってもよいという方がいれば、ぜひ総合サポートユニオン物流支部及びAmazon Flex ユニオンまでご連絡ください。是非一緒に被災地の支援に協力しましょう。

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