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衝動買いの幸せ

12月。季節外れの暖かさの中で、1年を振り返る。
年をとると1年があっという間だというが、
振り返ってみるといろいろな出来事が思い出される。
前職を辞めてからすでに5年。
定職につけるだろうかと不安になり、新しいことにも挑戦しだした。
いまやっているボランティア活動も3年目で、
関わり始めた協会メンバーたちとのつきあいもふえてきた。
今年始めたことの一番は、この note の投稿である。
投稿するきっかけを作ってくれたのは、昨年亡くなった友人だった。
わかっているつもりだった「いつ何が起こるかわからない」を
身をもって教えてくれた。
「いま、自分ができることをちゃんとやろう」
そう思い立ち、始めたのが note 投稿だった。
でも、日に日に投稿は減ってしまい、今や月に二、三回という有り様。

日常はありふれたものではない。
その日常をちゃんと生きているか。楽しめているか。
がんばらなくてもいいけど、ちゃんとやれているか。
怠け者の自分をじっくりと観察し、
言い訳するときの自分を見つめ、
よーく考えて行動できているか、ちょっと立ち止まってみる。

衝動買いはやめられない。古本屋からは出られない。
でも、そこで出会った本で幸せになれる自分がいる。
昨日届いた本の一説を引用する。

ひとは ことばを つかって、
じぶんの きもちを ほかの ひとに つたえる
ひとは ことばの おかげで、
ほかの ひとの きもちを じぶんの きもちのように かんじる
ことばには いつも きもちが かくれている
けれど きもちが あんまり はげしくなると
ひとは それを ことばに できなくなることもある
わらったり ないたり、ひとりぼっちで だまりこんだり、
ぼうりょくを ふるったり……
そんなとき、ことばは こころのおくふかく かくれている

福音館書店「にほんご」《きもち》より


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