#283 NGOとNPOのちがいは?

NGOとNPO、どちらも営利を目的とせず、社会的な課題を解決するための活動を行う組織である。

NGOとはNon-governmental organizationsの略で、日本語では「非政府組織」となり、NPOはNon-Profit Organizationの略で、日本語では「非営利組織」となる。

外務省HPでは、NGOは以下のように説明されている。

開発、貧困、平和、人道、環境等の地球規模の問題に自発的に取り組む非政府・非営利組織

https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shimin/oda_ngo.html

つまり、NGOとNPOは、営利目的ではない非営利であるという点は共通している。
逆に、NPOも民間の組織であるため、非政府組織である。

NGOとNPOが違うのは活動目的で、NGOが地球規模の問題に取り組むのに対し、NPOは主に国内の社会問題の解決に取り組むという点である。

具体例を見ると分かりやすい。
例えば、有名なNGOには以下のようなものがある。

・国境なき医師団
・アムネスティーインターナショナル
・世界自然保護基金(WWF)
・セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン など

一方、有名なNPOとしては次のような組織がある。

・NPO法人 カタリバ
・NPO法人ワールド・ビジョン・ジャパン
・NPO法人 フローレンス
・NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ

これらはいずれも子どもたちの支援を行うNPOなので、生徒にも活動が想像しやすいのではないだろうか。(詳しくは次のHPを参照)

とはいえ、NPOの中にも世界的な活動を行っている団体もあるため、NGOとNPOの区別は必ずしも明確でないようだ。

【目次】

【参考】


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