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しがないサラリーマンの所見 ~行政書士は役に立つのか~

お久しぶりーふ!Shallowです。
間が空きましたが、今回からこちらに関連した記事をスタートしたいと思います。
【新企画】 実際の取得者が語る、ネットの「資格ゴシップ」は本当か!?|shallow(資格ライター・サラリーマン兼呑兵衛)|note

題して「実際の取得者が語る、ネットの『資格ゴシップ』は本当か!?」
今回は第1回目として、行政書士について綴って参ります。

ネット上では行政書士資格の評判はネガティブなものが多いように思います。
検索エンジンで‘‘行政書士’‘と打ち込むと、サジェストで「食えない」ですとか「役に立たない」等、夢も希望もないワードが結構な頻度で出てきます。

また、実はShallow、大学時代に所属していたゼミ(ゼミが必修の大学でした…)の指導教授が行政書士試験委員だったという懐かしい過去を持ちます。
ある日、懇親会の席で行政書士資格に話が及んだことがありました。
師曰く、「行政書士じゃ食えないよ」

確かに行政書士の士業としての立場は微妙だと思います。
他士業の有資格者(弁護士・公認会計士・税理士・弁理士)は無試験で登録できますし、それ以上に事務系公務員であれば実務経験を積めば誰でも登録可能です。

特定の専門分野がない事も弱いです
他士業はそれぞれの専門分野がありますが、行政書士は「お役所に提出する書類の代行」。何だか小間使い感が否めません。
ポケモンに例えると(唐突だな)、他士業が炎タイプで火炎放射したり水タイプでハイドロポンプをぶっ放している一方で、行政書士はノーマルタイプで体当たりをしているようなイメージです。

更に私の経験談ですが、転職市場においても一定の事業規模の会社になると行政書士は余り評価されません。行政書士は従業員の立場での登録が認められていないため、サラリーマンにとっては履歴書のインクの染みとして扱われても仕方がないのです。

閑話休題

ここまで行政書士のダークサイドを綴って参りましたが、私は以下の2点でこの資格は有用と思っております

まず一点目は「法律の基礎知識が身につく」事です。
行政書士試験は試験範囲に憲法・行政法・民法・商法会社法を含むため、これらの法律を体系的に学ぶことが出来ます。これは公私ともに役に立つのではないでしょうか。

二点目は「独立する際に事業に形を与える事が出来る」事です。
行政書士の強みは業務の幅が広い事です。他士業の独占業務に含まれるもの以外のありとあらゆる手続きを代行することが出来ます。
もし経営コンサルタントや資産運用相談等のサービス業で独立する場合に、この資格があれば行政書士事務所の看板の下で、幅広いサービスを展開することが可能になります。
形のないサービス業で起業を考えている方にとっては、国家資格で事業に「行政書士事務所」という形を与えられることは心強いのではないでしょうか。

という訳で、私は行政書士資格を取得することは、ネットで言われているほど悪くはないのではないかと思います。

そんなこんなで今回はここまで!
次回はみんな大好き、宅建士について綴ろうと思います。

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