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2023.3.21 人生の過渡期 − 陽極まって陰化した心、陰極まって陽化した体。

 過去の10年間くらい、特に大学教員を辞めるまでの直近の5年間くらいは、僕自身がものすごく崩れていた。整っていなかった。そしてtaker(奪う者)になっていた。そんな人と一緒にいたいと感じるわけがない。自分が何を奪われるか分からないから。そんな人が与えられるわけがない。
 
 でも、大学教員の世界とか今の教育っていうのは、頭と体でtaker(奪う者)となることを強制する。それが教育と呼ばれる。それが教員の生き方だと全身で迫られる。大学教員の足の引っ張り合いなんかそうだよね。そういう環境にいると、その生き方しか知らなくなる。でも、僕の体はそれを拒絶していた。そのことをやっと受け入れられて、陰極まって陽、陽極まって陰。
 
 心はものすごく張り詰めていて、焦燥していた。陽が極端になって、最後には陰に転化して解放された。その途中で、極陽から極陰に入ったとき、鬱病を経験したけど。逆に、ずっと研究室で自分に閉じこもって体は陰化していて、陰極まって最後に陽化し、大学を辞めるっていう決断を行動に移せた。非常によかったかな。


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